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今私の状態は


後ろは壁、正面は安井


押さえつけられた腕。



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見事に抜け出せないようなかたちに…。



それに、ジーッと悲しい顔で見つめてくる。


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吸い込まれそうで…目をそらすことができなかった。



謙「他の男なんかに渡すもんか…。

Aは…俺のものだ。」



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そう呟いて顔を近づけてきた。



キスされる!!


私は思いっきり目をつぶり、受け入れようとした。



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ギュ



あ「…え?」



今されているのはキスではない。


安井君の腕の中。


大事なものを抱くように、いままでにないくらい優しく抱きしめてきた。



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謙「ごめん…俺だせぇよな。

けどさ、Aを誰かに取られたらどうしようとか思うだけですごく苦しくなって…。

お前がいない日々とか考えられないくらい

俺はAに溺れてるんだよ…。」




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その言葉を言った後、私を抱きしめる力を強くした安井くん。




気づいたら私も、安井君の背中に腕を回していた。




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あ「好き…。」



謙「…え?」



あ「安井くんに抱きしめられるのが。」



謙「んだよ!!

ハグ限定かよ!!」



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さっきのが嘘のように、大声で叫び始めた安井くん。



私はからだが離れたので、少し背伸びをして安井君の額にデコピンをした。



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あ「告白かと思ったでしょー?

ばーかっ」



思いっきり笑顔で言ってやった。


そしたら…。



謙「このー、バカA!!」




安井くんはいきなり私にこちょこちょしてきた。



あ「アハハハッ…!!!

やめって…アハハッ!!」



謙「うるさいっ。

俺をからかった罰だぁ!!」



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そんなことをしていたら、安井君は自然と笑顔になっていた。



ねぇ安井君。




安井くんのハグも好きだけど


笑った顔も好きだよ。



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はるちゃん - 胸キュンします!これからも楽しみにしています。 (2014年5月1日 20時) (レス) id: 0b0d4a334d (このIDを非表示/違反報告)
ついりん - もうすぐ100だね!ちょっと早いけどおめでとう!パート5でも頑張ってね!!新作見たよ(^◇^) (2014年4月30日 21時) (レス) id: bfdd7a8ee6 (このIDを非表示/違反報告)
やっすー - ついに移行ですかー。やばい、、。めっちゃ楽しみー^−^更新も楽しみにまってるよん♪がんばってねん^^ (2014年4月30日 17時) (レス) id: 599bbe43d3 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴジャム - ヤバイ!めっちゃキュンキュンする!(^o^)更新楽しみにしてるね♪移行してもずっと読み続けるよ~! (2014年4月30日 8時) (レス) id: fe607cd682 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(*´∀`)♪(プロフ) - そうだねっ!今度時間ある時書いてみよっかな~( ´∀`) (2014年4月29日 22時) (レス) id: ebebdcf491 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぉれんじゅ | 作成日時:2014年3月31日 17時

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