↓ ◆わたしのホストは安井くん４◆ ↑

93 ページ26

.


あ「…なんでしめはここに？」



龍「今日クラブ来なくちゃいけなかったこと忘れてたから来た。」



あ「ももは？」



龍「大丈夫、ちゃんと家まで送って来た。

…あ。」



.



しめは私から安井君に視線をうつした。



安井君は女の子といちゃいちゃ…。


…頭とか、撫でないでよ。




.



私の苛立ちが顔に出始めてきたら


ギュッと掴まれる私の腕。



.



あ「…しめ？」



龍「あっち行こう。

なんか俺ら邪魔みたいだし。」



あ「…でも。」



.



チラッと安井くんを見ると


一瞬目があった気がする…。

すぐ逸らされたけど。



.



龍「見てると…ツライでしょ？」(ボソッ



しめは、私にしか聞こえないくらいのボリュームでつぶやく。



龍「ほら、行こう？」



あ「…うん。」



.



本当は安井君のことが気になって仕方がないけれど…。



私は黙ってしめの後ろについて行き


少し離れた場所にある席に座った。



.

94→←92

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す