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あ「しめ?
どこまで行くの?」
龍「まぁまぁ。
黙ってついてきてよ。」
今私たちがいるのは
神社の裏にある薄暗い森の中。
肝試しのコースに使われそうなほど
ジメジメしていて気持ち悪かった。
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あ「…キャッ!!」
龍「A?」
坂を登ろうとした時
ズキッと痛んだ私の小指。
慣れない下駄をはいてきたから
真っ赤に腫れていた。
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龍「A、大丈夫?」
あ「うぅ…だいじょうぶ…じゃない。」
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小指がすれて痛くて、歩けなくなってしまった。
どうしよう…こんな森のなかで。
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近くにあった大きな石に座りながら
どうしようか迷っていると…。
龍「ほら。」
あ「え?」
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龍「足痛いんでしょ?
乗りなよ。」
しめは私に背中を向けてしゃがんでいた。
これは…おんぶというものですか?!
あ「いーよ!
わたし重いし。」
龍「大丈夫。
はやく乗らないと、ここから出られなくなっちまうぞ?」
あ「…っ、それは嫌!」
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ここにずっといるのは気持ちが悪いので
しめの背中に乗った。
龍「…おも。」
あ「ひどいっ!」
龍「うそうそッ
ほら、行くよー。」
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こんな馬鹿らしいやりとりが楽しい。
気持ちが軽くなる。
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その後も他愛もない話をしていると
ある場所についた。
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はるちゃん - 胸キュンします!これからも楽しみにしています。 (2014年5月1日 20時) (レス) id: 0b0d4a334d (このIDを非表示/違反報告)
ついりん - もうすぐ100だね!ちょっと早いけどおめでとう!パート5でも頑張ってね!!新作見たよ(^◇^) (2014年4月30日 21時) (レス) id: bfdd7a8ee6 (このIDを非表示/違反報告)
やっすー - ついに移行ですかー。やばい、、。めっちゃ楽しみー^−^更新も楽しみにまってるよん♪がんばってねん^^ (2014年4月30日 17時) (レス) id: 599bbe43d3 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴジャム - ヤバイ!めっちゃキュンキュンする!(^o^)更新楽しみにしてるね♪移行してもずっと読み続けるよ~! (2014年4月30日 8時) (レス) id: fe607cd682 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(*´∀`)♪(プロフ) - そうだねっ!今度時間ある時書いてみよっかな~( ´∀`) (2014年4月29日 22時) (レス) id: ebebdcf491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぉれんじゅ | 作成日時:2014年3月31日 17時