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あ「……300万円です。」


そう直人さんに言うと、眉間にしわを寄せながら口を尖らせる。


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直「さんびゃくまん…んとー、んとー…ぅん?」


己「約43万ですよ、直人さん。」



直人さんが何を考えているのかわかったのか

直己さんが隣で笑いながら言った。


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直「おー!さんきゅ直己。

はい、1人43万な!」



……はい??


その言葉にポカーンとしていると

直人さんが急に私の肩に腕を回す。


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直「このままさ、Aちゃん1人に300万と借金取り付き合わせるの不安だし

俺たちでこの子、楽にしてあげない?」



その直人さんの言葉に、皆さんも驚きながら何も言えないような表情……。


だよね、急に43万円払えなんて言われても困るよね。


直人さんの言葉は嬉しかったけど、気持ちだけ貰っておこう。



あ「あ、あの…直人さん…。」


断ろうとした時



バンッ !


机を叩く音が響く。


隆「俺!直人さんの考えに賛成です!」


机から身を乗り出し、私の目を見ながら話してくれる隆二さん。


…顔が近い ///



隆「Aちゃんがまた命令されて、あんな店行くの嫌だし!!

嫌なこと無理やりされるくらいなら…俺が払う!!!!」


「あとあと…」と、まだ続きがあるような様子の隆二さんを、隆二落ち着け(笑)と登坂さんが止める。


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岩「俺も、Aちゃん楽にしてあげたいっす!」


健「せやな、アイツらにせめられてるAちゃんなんてもう見たない。」


EL「俺も賛成です!」


己「もちろん俺も。」


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直「臣は…?」


なにも答えない登坂さんを、私はじっと見つめた。

険しい顔をして、眉間にしわを寄せ
登坂さんは反対か、と思った。

けど……。


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臣「…ったく、しかたねぇな!」


すぐ笑顔になって、私の頭をワシャワシャ撫でた。


登坂さんの大きな手と

直人さんがぎゅっと肩を抱きしめてくれる。

それから皆さんの気持ち…。


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あ「…ッ、ありがとうございます。」


涙が溢れ、声が震えた。


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くるみん(プロフ) - 今日から読み始めました!オチは臣がいいなぁ、なんて思ってます! (2015年7月13日 4時) (レス) id: abc363b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - 宇宙〜sora〜さん» 嬉しいです!!ありがとうございますー!!パート2に移行しましたので、そっちもよろしくお願いします( *´艸`) (2015年7月11日 14時) (レス) id: c62f3ad013 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙〜sora〜(プロフ) - とっっっても面白かったです!! 更新頑張ってください(*^^*) (2015年7月4日 11時) (レス) id: 7ef96ef349 (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - まよさん» コメントありがとうございます!! 頑張って更新します*\(^o^)/* (2015年6月20日 9時) (レス) id: 34b0e3ef1f (このIDを非表示/違反報告)
ぉれんじゅ(プロフ) - あやきさん» がんちゃん吐いてません(笑)ギリストップですw (2015年6月20日 9時) (レス) id: 34b0e3ef1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぉれんじゅ | 作成日時:2015年4月1日 21時

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