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JK「俺はヌナと出会えて、本当に良かったです。
家族を失った時は、本当に悲しくて苦しくて、絶望的でした。
幼心に、この世の全てを憎んだ覚えがあります。
全てを失い、生きる希望も、意味もなくなった。
でも、ヌナに出会って、ヌナが俺の全てになりました。
ヌナがいるから、俺は今まで、真っすぐ前を向いて強く生きてこられました。」
『ねぇ、急にどうしたの？
そんな…ジョングクは戦に行く必要はなくなったし、それにそんな、これが最後みたいじゃん。』
急に不安になってくる。
それだとまるで、ジョングクと一生会えなくなるみたいだ。
JK「いや、ただ。思い出したんです。
街を歩いていると、ヌナに出会った日の事。
あの日、俺の人生は変わったんです。
ヌナのおかげで、毎日がとても綺麗で、美しかった。
…これからもそうです。
ヌナは俺の生きる希望であり、生きる意味です。
俺、欲張りなんですよね。
だから、来世でも、ヌナに会いたいと思う。
何百年先も、何千年先も、俺はヌナと一緒になりたい。」
『ジョングク？』
クシャッと目尻にしわを寄せて微笑むジョングク。
私だって同じ気持ちだ。
ジョングクがいてくれたから、私は、毎日幸せだよ。
ジョングクが、私の生きる希望で、私の生きる意味だ。
『私だって、来世もその次も、そのまた次も。
ずっとずっと、ジョングクと一緒にいたい。』
JK「へへ。両想いですね。
大丈夫ですよ。ヌナがどこにいようが、俺はヌナを見つけ出しますよ。
例え何千年かかったって。」
『…それはさすがにかかりすぎだよ。』
JK「その時、また、ヌナに求婚させてくださいね。」
『何言ってるの。
まだ、今世も祝言をあげられていないというのに。』
JK「ほんと、それです。
なんで俺、春なんて言ったんでしょうね。
冬でも良かったのに。
待ち遠しいですね。」
私の髪をサラリと撫でるジョングク。
JK「そろそろヒョンが出発する頃です。
2人でお見送りに行きましょう。」
大広間へ向かえば、丁度ジミンが屋敷を出るところだった。
JM「A様。」
『必ず、無事で戻って来てね。』
JM「ふふ、もちろんですよ。
僕を誰だと思っているんですか？
この国一番の剣士、パク・ジミンですよ。」
にっこり微笑むジミン。
この可愛い笑顔の人が、この国一番…いや、世界一の剣士だと言うのだ。
人は見た目によらないね。
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ユナ(プロフ) - 久々に読み返したらまた大泣きしました。素敵な作品を残してくださりありがとうございます。 (12月24日 2時) (
レス) id: bdaee4cca6 (このIDを非表示/違反報告)
chi134340(プロフ) - お久しぶりです。まゆうさんのお話が大好きです。何度も何度も読み返しています。素敵なお話を書いてくださって本当にありがとうございます。 (2022年12月29日 21時) (レス) @page19 id: 71cc208125 (このIDを非表示/違反報告)
airi03ryo(プロフ) - まゆうさんの作品が大好きで全部読んでいるのですが、この作品名が1番好きでもう10回以上読んでは号泣しています。本当に大好きな作品です。こんな素敵な作品を執筆して下さって、本当にありがとうございます。これからも応援しています！また読みにきますね。 (2022年10月23日 23時) (レス) @page21 id: ec6a5bd687 (このIDを非表示/違反報告)
🍚 - 数年前に出会ったこのお話が恋しくて久しぶりに読み返しました。初めて泣いたお話でした。そしてまだ泣きました。笑 このお話をずっと残してくださっていて、ありがとうございます。 (2022年8月30日 9時) (レス) @page20 id: e404ea4948 (このIDを非表示/違反報告)
M - 嗚咽がしました。こんなに泣いたお話を読んだのは初めてでした。楽しくて面白くて続きが気になって仕方がなく、どんどん読み進めてしまいました。とても幸せで、とても苦しくて、あたたかかったです。こんなに素晴らしいお話を書いてくださりありがとうございました。 (2022年4月28日 18時) (レス) @page20 id: f9fae25385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年1月11日 22時
