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なんで、ジョングクが謝るの。
涙が込み上げてきて、溢れ出す。
ジョングクにずっと気にさせてしまっていたことがとても申し訳なく感じると同時に、ただ、心の奥でずっと家族に黙ったままでいることへの背徳感もあったから、安心した気持ちもある。
JK「え、ごめんなさい。勝手なことしましたよね。」
泣く私に慌てるジョングク。
違う、違うんだよ。
すかさず、箱ティッシュが膝の上へと飛んでくる。
オッパだ。
YG「そいつは、お前に申し訳なくて泣いてるのと、ただ、安心して泣いてるんだろ。
そいつが家族になかなか言えずにいたのは、俺のせいだ。
俺のこと、怖がってるから。
だから、今、安心して泣いてんだろ。」
私の気持ちを代弁してくれるユンギオッパ。
『ユンギオッパ、』
YG「お前のこと、もう面倒みなくて済むと思うと清々する。」
『っ、』
YG「お前はいつだって俺の目につきやがる。
それから解放されると思うと、良かったよ。お前が結婚してくれて。」
やっぱり、ユンギオッパはずっとそう思い続けていたんだ。
分かっていたけど、胸の奥にズキッとヒビは入る。
お父さんが死んで、私1人になって、そんな私を救ってくれた今のお父さんやお母さんやオッパ。
でも、私はオッパたちに迷惑をかけ続けていたんだ。
私は本当の家族じゃないから。
YG「この後、実家寄るんだろ？
さっさと行けよ。」
『はい。』
ここにこれ以上いては、また、傷ついてしまいそうだ。
私はオッパが好き。大好きだ。
オッパに何を言われようが、オッパは私を独りぼっちから救ってくれた人だから。
いつも一緒にいてくれた人だから。
良い思い出のままで、あって欲しい。
何かを言いたそうなジョングクの手を引き、オッパの住むマンションを出て車まで戻る。
JK「それで良いんですか？」
『…何が？』
車に乗ろうとした私の手を掴む。
優しく微笑みながら私を見つめるジョングク。
これ以上どうしろって言うんだ。
JK「お兄さんと、そのままで良いんですか？
Aさん、お兄さんのこと好きなんでしょ？」
『好き…だけど、オッパは私のこと嫌いだから。
ごめんね、変なところ見せて。
私は血が繋がっていないから。
私は家族だけど、私だけ家族じゃないから。』
JK「…俺挨拶に回ったとき、殴られたんですよ。」
『え？』
JK「お兄さんにね。」
今、清々すると言っていたユンギオッパが？
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
