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JK「かなりの剣幕で怒られましたよ。
まぁ、当たり前なんですけど。」
『…すみません。』
JK「あ、謝らないでください。
殴られたことは、ほんと、大丈夫なので。
俺が言いたいのは、それほど、あの人はあなたのことが大切だということです。
お兄さんに会う前に、Aさんのお父さんとお母さんに挨拶に伺ったのですが、お二人とも驚いていたけど、最終的にはAさんの幸せを俺に託してくれました。
でも、お二人とも言うんです。
お兄さんは、怒るだろうって。
お兄さんは誰よりもAさんのことを大事に想っていて、兄弟になった日からずっと、Aさんを守り続けてきたからって。
目につくってことは、それだけ、あなたのことを気にかけているんです。
救いようのないくらい不器用な人ですが、あの人は、血の繋がりが無いからこそ、あなたの兄に一生懸命なろうとしていたんです。
俺、そんなお兄さんの気持ち、分かります。」
涙が次々と溢れ出てくる。
ジョングクは指先で拭ってくれながら、おだやかな口調で話す。
JK「兄弟って、血の繋がりなんて案外どうだって良いんです。
…んー。あとは、俺が話すよりも、本人に聞いた方が良いかも。」
そう言って、ジョングクが視線を私の後ろへと向ける。
振り向くと、そこには息を切らせたユンギオッパが立っていた。
YG「っ…、A。」
『オッパ。…なんで殴るんですか。』
YG「え？あ、あぁ…すまん。」
『そう言えば、ジョングクが無駄に家でマスクつけていた日があったのは、オッパのせいですか。』
YG「すまん。でも、お前が、変な奴に騙されているのかと思って、気が気じゃなくて。」
ポツリ、ポツリと話すオッパ。
相変わらず、不愛想。
だけど、余裕のないオッパを見るのは初めてかもしれない。
ユンギオッパは何事にも動じることなく、いつも堂々としていた。
そんなオッパが息を切らせながら、少しだけ気まずそうに俯いている。
…いや。
この状況、いつか見たことがある。
オッパが息を切らせながら、少しだけ気まずそうに俯くこの光景。
あれは、私が９歳でオッパが１１歳の時。
私とオッパが兄弟になった日。
事故でお父さんが亡くなったことを受け入れられず、世界中で私は1人ぼっちになってしまったと勝手に思い込んで、私を引き取ってくれたミン家を飛び出してしまったことが一度だけある。
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Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (
レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
ちな - 深夜まで読めるくらい面白かったです！続きが気になり眠れません…！応援してます！ (6月8日 0時) (レス) @page45 id: 8afab50b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
