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JK「…本能的に、こうやって酔うことで、自分の傷に触れないようにしているのでしょうか。
彼女は、それほどの大きな傷を受けたから。」
ほんと、腹が立つ。
なんで、俺以外の奴が、彼女にそんな傷を負わせているんだ。
無自覚のうちに酔うことで大きな傷から自分を守るしかない。
彼女はそれほどまでに、彼のことが好きだったのか。
YN「…まぁ、それもあったかもしれません。
でも、逆に、酔っても大丈夫だっていう大きな安心の表れかもしれませんよ？」
Aさんの友達は、にっこりと微笑みながらそう言った。
JK「それは、かなりポジティブな考えですね。」
YN「Aの親友の私が言うんです。
Aはなかなか素直になれないし、ただでさえそんな性格なのに、クソ野郎のせいで更にネガティブになっちゃっているけど。
それでも、酔った勢いでどうでも良い人と結婚しちゃうような子じゃないですよ。
きっと、Aの本能があなたを選んだんです。
それって、最強だと思いませんか？」
本能…で。
『なんの話をしているの？』
首を傾げているAさん。
少しは自惚れても良いのだろうか。
誰でも良かったんじゃない。
君は俺を選んでくれた？
…俺と同じように。
JK「…凄い前向きな考えではありますが、それはただの想像であって、事実ではありませんから。」
それに、俺は、誰かに愛される資格なんてない。
Aさんに愛されたいとは望まない。
だからせめて、俺は、Aさんを笑顔にしたい。
俺は絶対に、傷つけることはしない。
あの人のような人間になってたまるか。
YN「社長も、結構ひねくれてますね。」
JK「初めて言われました。
電話、ありがとうございました。
Aさんを連れて帰りますね。
ヨナさんも送ります。」
YN「私はまだ飲むので。
彼氏を呼ぶので大丈夫です。」
JK「じゃあ、その彼氏が来るまで待ちます。」
YN「大丈夫ですよ。
ここの店長、私の兄なので。
ほら、早くその酔っ払いを連れて帰っちゃってください。」
まぁ、確かに。
1秒でも早く彼女を連れて帰りたい。
酔っぱらった彼女の甘い毒はもう体験済みだ。
さっさとAさんのベッドに突っ込んで、眠って頂こう。
フラフラのAさんを背負い、もう一度、ヨナさんにお礼を言う。
YN「…あ。その酔っ払い、家族に黙っているの、相当気にしているんですね。」
JK「へ？」
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Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (
レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
ちな - 深夜まで読めるくらい面白かったです！続きが気になり眠れません…！応援してます！ (6月8日 0時) (レス) @page45 id: 8afab50b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
