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YN「酔っ払いの本能って怖いですね。
止めれなくてすみません。」
JK「…はい？」
YN「頑張ってくださいね。」
…今は考えないようにしておこう。
うん。それがいい。
ふにゃふにゃしているAさんを家に連れ帰った頃には、有難いことにウトウトと眠そうに瞳を伏せていた。
良かった。
今日はこのまま眠ってくれそうだ。
彼女の部屋まで連れて行けば、途端に、首に回された腕に力が入る。
『…やです。』
JK「起きましたか？寝ましょう。着替え出しますね。」
『今日も仕事頑張りました。』
JK「はい。よく頑張っていたと思います。
だから早く寝てください。」
『お風呂入ります。』
JK「酔っ払いを風呂に入れるわけがないでしょうが。アホですか。
こけて大怪我します。」
なんて厄介な酔っ払いだ。
ベッドにおろそうとしても、俺の首にしがみついたまま離れはしない。
JK「Aさん。」
『なら、ジョングクと一緒に入れば、問題ないでしょ？』
JK「…は？」
何言い出すんだ、この酔っ払い。
『ジョングクは、危ないから風呂に入るなと言う。
でも、私はどうしてもお風呂に入りたい。
なら、一緒に入ったらウィンウィンってやつだよね。』
どこらへんがウィンウィンなんだ。
そんなの、俺にとって拷問以外の何物でもない。
この人は自分がどうなっても良いのか？
…いや、何も考えていないんだろうなぁ、この人は。
JK「絶対無理です。諦めて眠ってください。」
『無理です。私はお風呂に入らないと寝ません！！
気持ち悪くて眠れるもんか。』
JK「いや、この前寝てたじゃん。」
『今日は仕事終わりですから！』
酔っ払いのくせに、ここまではっきりと言い張るか。
でもまぁ、仕事終わりにお風呂に入りたい気持ちが分からないわけでもない。
ほら。化粧とか落としたいだろうし。
女の人ってそういうものなのかも。
『お風呂入れてくれないと、私、ジョングクを嫌いになります。』
JK「それは困ります。」
でも、1人で入って怪我をされても嫌だし。
Aさんが折れるよりも、俺が我慢する方が現実的なのか。
『一緒に入りましょう。』
JK「俺は入りません。
…でも、傍にはいます。絶対にAさんの方は見ませんから。」
そう言えば、やっと俺の背中から降りて、ふらつきながらもふにゃりと笑うAさん。
なに、この小悪魔。誰か止めてくれ。
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うに(プロフ) - もう何度も読んでますがやっぱり大好きなお話です！また更新される日を待ってます！ (4月29日 21時) (
レス) @page45 id: fc966db95f (このIDを非表示/違反報告)
Sharon(プロフ) - めっちゃ好き！更新待ってます (2月5日 18時) (レス) @page45 id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 今日も好きすぎます まゆうさん ありがとうです。 (8月20日 21時) (レス) id: c3cca9217a (このIDを非表示/違反報告)
たたたった(プロフ) - 面白かったです!!更新待ってます☺️☺️ (7月18日 22時) (レス) @page45 id: 8d4bed92ac (このIDを非表示/違反報告)
たぬき - 続きが気になってしょうがないっっ！！！ (7月17日 13時) (レス) @page45 id: 6d3f164a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年9月12日 21時
