９０【JN】 ページ40
【JN side】
『スカウト！？』
JN「うん。何か、スカウトされたんだよ。
で、僕はその、BigHitっていう事務所に入ろうと思う。」
『そっか。応援するね！』
JN「２人で頑張ろうね！」
『・・・・は？』
JN「Aの写真を見せて、事務所の人から許可はもらっているよ。」
小さい頃から、何をするにもAと一緒だった。
それは、僕の見るキラキラ輝いた綺麗な世界をAにも見せてあげたいから。
中には綺麗でない汚いものも存在するけど、それは僕が全力で見せないようにしてきた。
僕はいつだってAを守る。
それは、Aのオッパである僕の使命。
最初は、自分はそんな人間ではないと拒み続けたAだったけど、最後には断念して、僕たちは一緒に事務所に入った。
その時、Aは1つだけ、条件を言った。
『オッパ。
私とオッパが兄弟っていうのは、内緒にしておこう。
私とオッパはたまたま一緒に事務所に入った練習生。OK？』
JN「え、やだ。」
可愛い可愛い愛しのAと、他人のフリをしろって？
オッパはそんなの耐えられない。
『なら、事務所に入らない。』
JN「む。
なら、理由を教えてよ。」
『・・・やるからには、私は“ソクジンの妹”としてではなく、“A”としてみんなに見てもらいたい。
オッパはイケメンでしょ？きっと、この先、人気が出る。
デビューもできる。
そうなった時に、私はオッパの妹として贔屓されたりとか、逆に比べられたりするのは嫌だ。
自分の実力で勝負したい。』
JN「・・・何それ、オッパ泣きそう。」
Aが僕のことをイケメンて言ったんだけど！！
『それに、私が妹ってことで、オッパの足も引っ張りたくない。』
そう、はっきりと言うA。
JN「ヤー・・・僕の足を引っ張る？そんなありえない話はないよ。
でも、Aがそこまで強く決心しているなら、僕はその約束を守ろう。
でも、僕はAのオッパだ。
辛いことや悲しいことがあれば、絶対僕に言って？
僕がAを守、」
『みんなに内緒だけど、私はオッパの妹。
私にオッパを守らせてね。』
そう言ってにっこり笑ったA。
してやられた気分。
いつも、僕がAを守っていたと思っていたけど、Aに守られていたのは僕かもしれないね。
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ガンちゅう(プロフ) - 更新が楽しみすぎます！ (2020年6月12日 23時) (
レス) id: cacb4f2dd6 (このIDを非表示/違反報告)
1003 Nina(プロフ) - 更新が待ちきれません！仕事が手につきません！今後の展開が楽しみすぎて何度も最初から読んでしまいます!!! (2020年6月10日 21時) (レス) id: 6627f3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - 展開面白すぎ！！！！！！これからも応援してます！！！！！ (2020年6月10日 16時) (レス) id: b117263756 (このIDを非表示/違反報告)
baepehi(プロフ) - 天才ですか、、、、更新楽しみにしています！！！ (2020年6月10日 13時) (レス) id: 2475336dba (このIDを非表示/違反報告)
はしメイ(プロフ) - あぁそうだった。誘われて入ったんだった。。。そうじゃん(ノД`)失念してました (2020年6月10日 11時) (レス) id: 3deb5fbbfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年6月6日 21時
