役立たずのポンコツヌナ２【JK】

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【YOU side】





ジョングクのやつ。



何なんだ、あのキスは！！！！！！




JM「A〜、落ち着いて〜、怖いよ〜？
僕、そんな潰れたおにぎり食べたくないよ〜？」



ジミンに言われて我に返ると、手には潰れたおにぎり。



隣には若干引き気味のジミン。





JM「僕、おにぎり取ってとは言ったけど、潰してとは言ってないかな？」


『・・・・ごめん。』





新しいおにぎりを取り直し、ジミンに渡す。





JM「どうしたの？そんなにイライラして。女の子の日？」


『ジミンや。
いくら親友だとは言え、それはセクハラになるのでは？』


JM「きゃ！」




きゃ！じゃねぇよ。






あの日からジョングクは私の家に来なくなり、ソクジニオッパも私の家に来れないでいる。



だから、ジョングクと会えるのは仕事中だけで、みんなの前では冷たいジョングクになっているのでほぼほぼ喋れていない。




ツアーも後半にさしかかり、みんなの疲れもピークに達してきた。




今日頑張れば、１週間はツアーも休み。





メンバーたちのケアを、スタッフ一同全力で行う。








JM「ジョングクと話せないから？」



『・・・そんなんじゃないよ。』





ジミンは鋭い。







何なら、私以上に私のことを分かっている気がする。








JM「ジョングクも、かなり寂しそうだしね。」



『そうかな。』




JM「そうだよ。ほら、チラチラと僕とAを見てる。
多分、僕がAに抱きつこうもんなら、飛んでくるよ。
で、ポンコツヌナ〜って言うよ。」




『それ、ジョングクの真似？』


JM「似てるでしょ？どう？試しにやってみる？」



『いや・・・やめとく。』



ジョングク、怒ったら怖いもん。








あれから、ジョングクの助言通り、全ての仕事を責任もって最後まで自分でやり遂げるようにしたし、他の人が手を加える隙が無いほど、誰かの目の届くところで何度も確認した。





だから、しばらくは仕事の方も順調だ。






ユラがやったなんて、思いたくないけど・・・。




でも、正直、今は信じられない。


ユラを見ると、楽しそうにオッパたちと話している。





JM「ユラって、本当に妹気質だよね。」


『そうだよね。
ジミンって、兄弟いたっけ？』


JM「弟がいるよ。」


『あぁ、ジミン、お兄ちゃんっぽい。
面倒見が良さそうだね。』

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