９０【JK】 ページ40
【JK side】
JK「んん・・・・・・。」
目が覚めたけど、まだ眠くて目が開かないので、目を閉じたまま隣にいるはずのヌナを手で探す。
けれど、どこにも見当たらない。
うっすら目を開けて見れば、すでに起きていつの間にかベッドから抜け出したヌナは、化粧を済ませて朝ごはんを作っていた。
あぁ、昨日のヌナも可愛かった。
キスする度、触れる度に顔を真っ赤にして瞳を濡らす。
甘ったるくて、俺の体の芯を溶かすような声を漏らす。
そんなヌナを相手に、本物の自分に戻るまで抱かないなんて宣言したやつは誰だよ。
自分の中の欲との葛藤を繰り広げる毎日。
キスだけでは満足しない。
触れるだけでは満足しない。
もっと、もっと・・・・ヌナが欲しい。
もっともっと、ヌナを自分だけの色に染めたい。
経験が全くない自分は、ヌナに優しくできるのだろうか。
ヌナを気持ちよくすることはできるのだろうか。
自分だけが気持ちよくなって終わるのは絶対にしてはいけない・・・・・難しいな。
ヒョンたちは知っているのかな？
ハジメテは痛いっていうし・・・どうやったら、ヌナは痛い思いをしないのかな。
・・・・・・・・元の自分に戻る前にしっかり調べておこう。
欠伸をしながらベッドから起きて、台所にいるヌナの元へ行く。
そして、包丁を握るヌナの華奢な肩を後ろから抱きしめる。
『あ、ジョングク。おはよう。』
JK「・・・・・・おはようございます。」
いつもなら、包丁を持っているから危ないだとか、くっついていたら料理ができないだとか、照れ隠しの言葉を言うのに。
今日のヌナは何だかおかしい。
淡々と料理を続けるヌナ。
JK「なんか、怒ってますか？」
『怒っていないよ？』
JK「昨日触りすぎたの、怒ってます？」
『怒っていないよ。
ジョングク、もう、仕事行く時間だから・・・あとはよろしくね。
これをお皿についで食べてね。』
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にこ - 伏線？っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか！！！』ってなって面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年8月13日 22時) (
レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます！思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます！作者的にも２人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます！！報告嬉しいです！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます！深夜にごめんなさい！！切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月1日 22時
