８５【TH】 ページ35
【TH side】
TH「ジニヒョン。」
JN「ん？どした？」
TH「・・・ジョングクから、これ来ました。」
俺はジョングクから来たメッセージの画面をヒョンに見せる。
ヒョンは少しだけ目を見開き、そして、俺を見る。
TH「付き合っちゃいました。
あの2人。」
JN「・・・そっか。
ジョングクらしいね。
テヒョンに黙って付き合うのは嫌だったんだろうな。
ちゃんと報告してきた。
不器用な伝え方だけど。」
TH「・・・あの時。」
Aと初めてあった時。
俺はAに酷いことを言った。
酷いことをした。
もし、あの時に、信じてあげていれば。
優しい一言でもかけてさえいれば。
俺はこの気持ちを伝えることができたのだろうか。
今となっては、伝えることはできない。
結構好きだったんだけどな。
今でも鮮明に覚えてる。
俺を真っ直ぐ見る瞳。
少し震えながらも、ジョングクの為に、一生懸命な強い瞳。
もう、あの時には、すでにジョングクがAの心の中にいたんだ。
あの子はいつだって、ジョングクのことを大切に思ってた。
ジョングクのことだけを見ていた。
ああ、最初から、この気持ちが報われることなんてなかったんだ。
この気持ちに、名前なんてつけなければ、俺は2人を心の底から祝福できたのかな。
全てを話し終えたところで、自分の瞳から涙が溢れ出ていることに気づく。
JN「テヒョンや。
僕はジョングクが大切。
でも、お前のことも同じくらいに大切。
2人ともに幸せになって欲しいよ。
そのためには、このままではいけない。」
TH「ヒョン、」
JN「ちゃんと、ジョングクと話そう。
そうするべき。
でないと、お前たち2人は、これから先ずっと、本音で話し合えなくなるぞ。
僕達は家族だ。
これを乗り越えていける絆は、とっくのとうにできてる。」
いつも冗談を言ったりふざたりしているヒョンが、珍しく真面目な表情で、それこそ長男として、真剣に話をする。
TH「でも、俺、胸痛い・・・。」
JN「それを、慰めるために、ヒョンがいるんだろ。」
優しく微笑むヒョン。
TH「ヒョン。
これから、ジョングクの所へついてきてくれますか？」
JN「もちろん。」
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にこ - 伏線？っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか！！！』ってなって面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年8月13日 22時) (
レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます！思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます！作者的にも２人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます！！報告嬉しいです！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます！深夜にごめんなさい！！切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月1日 22時
