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アパートについて、インターホンを慣らせば、少ししてAが出てきた。




俺の顔を見て、微笑む彼女。




けれど、もうこの笑顔はジョングクのものだ。





TH「・・・A、ジョングクと付き合うことになったの?」


『はい・・・・あ、やっぱりダメですかね?
芸能人が、一般人と付き合うなんて・・・』



少し顔を赤くしながらそう話すA。






報告は受けていたものの、やはりショックは受けるもので、一瞬俯いてしまった。







ダメだ、キム・テヒョン。




ここで表情管理ができないようなら、俺はBTSでやっていけないぞ。



ほら、俳優だってしたんだ。






俺は一生懸命、口角を上げ、目を細めた。





TH「大丈夫!俺らだって普通の人間だよ?
ジョングクだったら、Aのことを凄く幸せにしてくれるだろうね。
おめでとう!」



俺、上手く笑えているだろうか。




『ありがとうございます!』






Aは嬉しそうに笑った。




どうやら、うまくごまかせたようだ。




ヒョン、俺凄い胸が痛いんだけど。









Aはジニヒョンと話しにアパートの外へと行った。





ジョングクを探せば、ソファの上に座っていた。








JK「ヒョン。」







大きな瞳で俺をじっと見る。





その瞳からはジョングクの覚悟が見える。






Aを幸せにする。





Aを守る・・・・そんな覚悟を決めているのだろう。





俺たちはアイドルだ。





ファンだってたくさんいるし、彼女を作るなんて、どれだけ大変なことか。




しかも、ジョングクにおいてはファンに刺されたばかりだ。




そのジョングクが、その大変なのを承知の上で、そしてファンからAを守ると決めたのだ。



そんな弟の覚悟を、ヒョンとして、応援するしかない。




TH「おめでとう、ジョングク。」




JK「・・・ヒョン。俺、」



TH「お前なら、Aを幸せにできるよ、絶対。
Aの彼氏がお前で良かった。本当に良かった。」




JK「・・・ヒョン。俺は絶対、Aを幸せにします。」

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にこ - 伏線?っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか!!!』ってなって面白かったです!これからも頑張ってください!応援しています! (2020年8月13日 22時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます!思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます!作者的にも2人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます!!報告嬉しいです! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます!深夜にごめんなさい!!切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2020年3月1日 22時

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