結局のところ、寂しいのです。 ページ39
『いや、案外嬉しいんですよ。
あんなにくっつかれて。
私なら嬉しいですよ。鼻の下伸ばしますよ。』
YG「すっげぇ、やさぐれ方。」
『にっこにこしちゃってさ。』
保育日誌を書き終え、ユンギさんの前にバァァァンと置く。
YG「・・・悪かったって。
お前が標的になるの、わかり切ってたのに、断りきれなくて。
ほら、帰る支度しろ。
お詫びに奢ってやるよ。」
『わーい。ユンギさん、サランヘヨー。』
YG「そんなに軽いサランヘヨ初めて聞いた。
ほら、保育園の鍵閉めるの手伝え。」
ユンギさんと近くの居酒屋へ行き、3時間ほど、1日で溜まった愚痴を聞いてもらった。
最後らへんは面倒くさそうに聞きやがっていたけど。
YG「まぁ、お前が思ってるほど、ジニヒョンは、あの実習生のことを特別になんて思ってねぇよ。」
アパートまで送ってくれるユンギさん。
YG「まぁ、鈍感なお前に何言ってもダメか。
よし、とことん悩め。これも青春だ。」
『20代に何青春だとか言ってるんですか。』
YG「まぁ、それになぁ。
こればっかりは、俺がどうこうしなくたって、お前には騎士がたくさんいるからな。」
『えー、ユンギさん、酔っ払ってます？』
YG「うるせぇ。・・・あ。」
ユンギさんが私の後ろを見て、小さく声を漏らした。
ユンギさんの視線を追うように後ろを見れば、そこにはソクジン先生が立っていた。
私のアパートの前だ。
YG「ヒョン、いつからそこへ？」
JN「んー、3時間前くらい？」
『ええっ！？待ってたんですか！？
連絡くださればよかったのに。』
JN「いや・・・ついでだったし、会えるといいなっていう気持ちだったから。」
YG「それで3時間。ヒョン、尊敬します。
じゃ、また明日。俺は帰ります。」
帰ろうと向きを変えたユンギさん。
JN「待って。ユンギ、僕も帰るよ。」
YG「は？Aに話があるんじゃないんすか。」
JN「ん。いいや、今日は。
A先生・・・Aちゃん、また明日ね！」
にっこり笑って、ユンギさんの隣に並んで歩いて行くソクジン先生。
その広い背中を見えなくなるまで目で追う。
ソクジン先生、なんの用事だったのかな。
たった1日離れていただけなのに、すごく久しぶりに思えて、一気に心の距離が開いてしまった気がする。
私も、ユジンさんのように、素直に、ソクジン先生に甘えることができたら、少しは私のことも見てもらえるのだろうか。
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SALAN - ユンギ先生の『メアリー』に爆笑しましたwこういう保育園があったらすぐに行きたいです！(中学生) (2020年9月29日 0時) (
レス) id: 5d025d1352 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - なんか謎に母性本能が働きますね(？)笑 自分のこと、ぐくってぐくが言よるんが可愛いです (2020年8月15日 15時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ推ーarmyー - ジン先生って実際に呼んでみたいし、好きな人を侮辱されて、って言われてみたいです。とにかく子供達はかわいいわ、先生たちはかっこいいわ。素晴らしいですね。この小説の次回楽しみにしてます。まゆうさんもどうか体には気をつけてください。これからも応援してます。 (2020年3月27日 1時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Karasuhage(プロフ) - 次のお話楽しみにしています！ (2020年3月18日 11時) (レス) id: 63ff52919f (このIDを非表示/違反報告)
ままま(プロフ) - 「ソクジン先生大好きです。」のお話で1箇所「ジョングク先生」になってるところがありました。とてもキュンキュンしているのでこんなお話を考えてくださりありがとうございます。 (2020年3月16日 2時) (レス) id: df38e871d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年2月6日 23時
