進撃の防弾保育園【BTS】

世の中、甘くはありません。 ページ45

「・・・この件は無かったことに・・・。」



YG「こんなに、言われて、無かったことになんてできるわけないですよね。
そんな甘いもんじゃないです。世の中。」







男の人は、絶望的表情を浮かべながら、帰って行った。





JN「あーあ。2日間我慢したのに、」


YG「もっと、穏便にすまそうとか思いませんでしたか？ヒョン。」



JN「お前もなかなかなこと言ってたぞ？
というか、いつまで手を握ってんの。」




ソクジン先生が私の手からユンギさんの手を剥がす。




この短時間にいろいろなことがありすぎて、脳内パニックを起こしている。




だって。




なんだっけ？すごいことを言われた気が・・・








“好きな人をこんなに侮辱されて、許せるか。”









好きな人・・・？







ソクジン先生が真剣な表情で私を見つめる。





JN「LIKEなんかじゃないからね。
LOVEの方だからね。
鈍いAちゃんは、また勘違いしてそうだから。」




『え、ええ？』




YG「続きは仕事終わってからにしてください。
もう、子どもら来るんで。」



JN「Aちゃん。逃げずに待っててね？」



『ええー・・・』









この状況で、平常心で仕事ができるわけがない。








NM「・・・Aせんせい、なにかいいことあった？」




HS「そくじんせんせいに、こくはくされたとか？」





ほら、早くも５歳児コンビにバレてる。




JK「Aせんせ、かお、まっかっか！」



TH「え！？おねつ！？」



JM「ちがうよお。
Aせんせ、かぜひかないもん。
おとなだから。」





いや、ジミンくん。



大人だって風邪をひくけどね。







けれど、これは１００パーセント風邪のせいなんかではなくて、




JN「みんな何して遊んでるの？
先生も一緒に遊びたいな！」






にっこにこと微笑んでいる、この男のせいだ。

知恵熱というものでしょうか。→←園長って、実は社長の親戚。

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