7. ページ7
盛り上がっている2人を見ながら、ジョングク先生は、また大きな溜息をついた。
多分、先生は仕事とプライベートは分けたい人なんだと思う。
私、ちゃんと察しました。
あと、先生はおそらく、面倒くさがり屋で、学校で見せていた笑顔は、私たちで言う営業スマイルじゃないかと思います。
私、ちゃんと察しました。
YG「お、ジョングク!久しぶり。」
JK「ユンギヒョン。ご無沙汰してます。」
YG「大きくなったな。」
JK「もう、26歳ですからね。ヒョンたちは年をとりましたね。」
え、この人、この顔で26歳なの。高校生でもいけるくらい童顔・・・というかむしろ、ベビーフェイスなんだけど。
YG「ははははは、あとで覚えとけよ。」
先程から、ユンギさんもソクジンさんも、ジョングク先生を優しい瞳で見ている。
それだけ、2人にとってジョングク先生は大切な存在なのだろう。
ジョングク先生の学生時代・・・どんな高校生だったんだろう。
JN「はは、Aちゃん、ジョングクのこと見すぎだよ。」
『え、そんなに見てましたか。』
JN「うん。かなりね。」
ソクジンさんが小声で私に話す。
ついつい見惚れてしまっていた。
JN「Aちゃん、ジョングクに惚れちゃった?」
『バレちゃいましたか!私の中の出会ったイケメンランキングの中のダントツトップです。』
JN「ねぇ、それ、僕何番なの。」
『はははっ?』
JN「今度のお店が休みの日に、ジョングクのお帰りなさい会をしようと思っていて・・・Aちゃんたちも呼ぼうとしていたんだけど・・・。」
『ソクジンさん、2位です』
JN「よっし。」
JK「ねぇ、ヒョン。何か企んでいますよね。
昔から、ヒョンって何かしらすぐ企みますよね。
まぁ、その企みにまんまとはまっていたのは、あのヒョンとヌナですけど。」
あのヒョンとヌナ?
ジョングク先生の口から第3者の存在が出てきた。
しかも、今その2人のことを頭に思い浮かべているのか、優しいような、切ないような、そんな表情をしている先生。
その2人がどれだけ、ジョングク先生にとって大切なのか、会ったこともないけれど、分かってしまう。
まさか、それがジョングク先生にとってとても切ない思い出だとは思いもせず、ただその時は、切なそうに笑うジョングク先生の綺麗な横顔に見惚れていた。
2244人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タハ - 6周目突入!!いや〜なんでですかね?自然と何か「ジョングク先生」で検索してるんですよね... これほど惹かれた作品は初めてです!こんな素敵なお話に出会えて良かったです。出会わせてくれてありがとうございます (2021年4月18日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 3周目来ちゃいましたw やっぱりまゆうさんの作品はどれだけ読んでも飽きませんね!!私文才がないので(どんな才能もありませんが)、尊敬です! (2020年11月8日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - どうしたの、オレンジ。は可愛い、笑 (2020年8月9日 11時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 『ごめん、ありがとう、愛してる。』とつながっていてびっくりしました!!(*^^*) 読んだことないのに、なんか聞いたことがある気がして、繋がっていると知ったときとても驚きました(//ω//) これからも更新頑張ってください!!\(^∀^)/ (2020年5月21日 8時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - すごいですね!一つずつにストーリーがあってリンクしてることは予想していましたがやっぱそうなんですか?!ヤァーーー!面白い!何かこう他の話とリンクしてる話好きなんですよ!ありがとうございます!これからも応援してます!頑張ってください! (2020年5月9日 11時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まゆう | 作成日時:2020年1月8日 22時