ジョングク先生、大好きです。【JK】

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私、何言ってるんだ。


ジョングク先生は、目を大きく開いて固まっている。




『昨日のだって、恥ずかしくて恥ずかしくて・・・とてもドキドキして。
先生の顔みたら思い出して、顔が熱くなるんです。
それだけです。
だから、もうしないなんて、言わないでください。』




顔が熱い。


もう、ここに穴があればすぐにでも入って冬眠してしまいたいくらい恥ずかしい。


これじゃあ、催促しているみたいだ。


破廉恥女子高生じゃないか。






ジョングク先生が立ち上がって、私の方へ近づく。


そして、手を伸ばして私からマスクを奪い取る。


JK「ふっ・・・本当だ。顔が真っ赤。」




目を細めて笑うジョングク先生。


相変わらず、なんて綺麗な顔なのだろう。




JK「怖がらせたのかと思った。
嫌だったのかと思った。
でも、違うならよかった。」



『怖くなんてなかったですよ。
嫌なわけないじゃないですか。
だって、ジョングク先生だから。』




どうすれば良いか分からないぐちゃぐちゃな気持ちを少しずつ言葉にして、ジョングク先生にぶつける。


先生、私はまだ高校生です。


どの言葉が良くて、どの言葉がダメなのか、どのようにするのが正解なのか分からないです。


だから、私は先生に全部ぶつけることにします。





『先生は、好きでない人にでも、キスができる人ですか？』


そう尋ねれば、少し困ったように笑った。




JK「それ、今は答えれない。」


『それ、どういう意味ですか！？』


JK「まぁ、どうでもいい人にはしないのは確かだよ。」




そう言うと、私の頬に手を添えて、顔を近づけてくる。


反射的に目を瞑れば、唇に柔らかい甘い感触。





JK「ファーストキス。どう？」




目を開ければ、悪戯っぽく笑っているジョングク先生。




『どうって・・・ええっ！？』




JK「ほんと、騒がしい子だね。
ジニヒョンみたい。」


『だって、今。キス！！』


JK「キム・Aが催促してくるから。」


『人を痴女のように言わないでください！』







JK「嘘。僕がしたいからした。
今はそれが答えじゃだめ？」


首を傾げる。


それは、好きでない人にでもキスができるのかという質問に対する答えだろうか。



JK「もう、凄い顔真っ赤。
やっぱりこれ、つけてて。
その顔、誰にも見せたらダメ。」



先程私から奪ったマスクを丁寧に私に付け直す先生。



頭がパンクしてしまい、されるがままの私。

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