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49. ページ49

『今すぐ、ポーカーフェイスの方法を教えて。
できれば、放課後までに!!』

TH「んー。」

JM「いいんじゃないの?
赤い顔、可愛いよ?」

『ジミン、笑ってる。』

TH「・・・あ。これは?」




真剣に考えてくれていたらしいテヒョンが、鞄から何かを取り出す。


それは、個包装されている使い捨てマスクだった。

確かに、顔の半分は隠されるね。


『ありがとう。』

TH「ひひっ!」

嬉しそうに笑うテヒョン。なんか、尊いな。








あっという間に放課後になり、マスクを装着して数学準備室へ向かう。

深呼吸をして中に入れば、例の如く他の先生はいない。

ここの学校の数学教師はみんなどこへ行ったんだ。



JK「あ、来た。」

『何の用ですかー。』

JK「とりあえず、扉のとこに突っ立ってないで、こっちに来て。」


ジョングク先生に手招きをされる。

できれば、先生との距離はこのくらい欲しいのだけど、それが先生からの指示となれば、聞くしかない。

渋々、先生の前に歩いていく。


JK「そのマスク、どうしたの?」

『風邪です。』

JK「朝はしていなかったよね。」

『風邪というものは、突然症状が現れます。』



先生を見れば、やはり昨日のことを思い出して恥ずかしくなって視線を逸らす。


JK「ねぇ、僕はここなんだけど。
今日のそれ、何なの?」


若干不機嫌そうな声で言うジョングク先生。

そんな、怒られましても!!


私は男の人とそういう経験がたくさんあるわけではなくて・・・いや、むしろ無いんでした。


恥ずかしいし、心臓うるさいし、どうしたら良いのか分からない。


それをどう伝えれば良いのだろう。





JK「・・・昨日のこと。嫌だった?」





急に声が弱々しくなるジョングク先生。


はっとなってジョングク先生の方を見れば、寂しそうに笑っていた。



JK「ごめん。もうしないから。
忘れていいから。
キム・Aにそういう態度されるの、嫌だ。
僕を避けないで?」


『っ・・・避けているわけではないです。』




ジョングク先生は私を見つめる。


そして、私が言葉にするのを待ってくれている。




『・・・私は男の人という物に慣れていません。
キスおろか、手を繋いだりだとか、ハグだとか、そんな経験もありません。
だから、恥ずかしいんです。
心臓が爆発しそうなんです。
このドキドキするの、どうすれば良いのか分からないんです。』

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設定タグ:ジョングク , BTS , 防弾少年団   
作品ジャンル:タレント
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タハ - 6周目突入!!いや〜なんでですかね?自然と何か「ジョングク先生」で検索してるんですよね... これほど惹かれた作品は初めてです!こんな素敵なお話に出会えて良かったです。出会わせてくれてありがとうございます (2021年4月18日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 3周目来ちゃいましたw やっぱりまゆうさんの作品はどれだけ読んでも飽きませんね!!私文才がないので(どんな才能もありませんが)、尊敬です! (2020年11月8日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - どうしたの、オレンジ。は可愛い、笑 (2020年8月9日 11時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 『ごめん、ありがとう、愛してる。』とつながっていてびっくりしました!!(*^^*) 読んだことないのに、なんか聞いたことがある気がして、繋がっていると知ったときとても驚きました(//ω//) これからも更新頑張ってください!!\(^∀^)/ (2020年5月21日 8時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - すごいですね!一つずつにストーリーがあってリンクしてることは予想していましたがやっぱそうなんですか?!ヤァーーー!面白い!何かこう他の話とリンクしてる話好きなんですよ!ありがとうございます!これからも応援してます!頑張ってください! (2020年5月9日 11時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2020年1月8日 22時

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