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「俺、キスうまいよ？」
知るか。そんなお酒くさい口を近づけるな。
それに、私は・・・私は、ファーストキスは好きな人って決まっているんだ。
『それ以上近づいたら、噛みつきますよ？』
「んあ？」
おっと、怒らせてしまった。
『離してください。』
キッと睨んでやる。
「なんだよ、その目。むかつく。」
顎を掴まれ、くいっと上を向かされる。
あぁ、これは本当にやばいやつですね。
『いやだっ』
ファーストキスは、先生が良い。
顔が近づいて来て、恐怖で目を瞑ると同時に、扉が凄い音をたてて開かれる。
え、今の扉が壊れていませんか？
目を開けてそちらを見れば、かなり不機嫌なジョングク先生と目があってしまう。
あぁ、そうか。そろそろ先生が来る時間か。
こんな、カッコ悪いところを見られてしまうなんて・・・。
しかも凄く不機嫌・・・というか、怒っているんですけど。
JK「ねぇ。何してくれてんの。」
ジョングク先生はドスドスと歩いて来て、私の手を掴んで自分の方へ引き寄せる。
JK「あんたらが手を出していいような子ではないんだけど。」
『せ・・・・ジョングクさん。』
この人たちの前で先生とは呼んではいけない気がするので、少し照れながらジョングクさんと呼んでみる。
「お、お前、誰だよっ・・・」
ジョングク先生の顔の整い具合に、自分たちの顔が恥ずかしくなってきたのか、かなり動揺している。
JK「ん・・・この店の常連。」
まぁ、確かにそうだろう。
JK「本当はあんたらを社会的に抹殺してやりたいくらい腹立ってるけど。
まぁ、ここはヒョンの店だから、あとはヒョンに任せます。」
え？
扉の方を見れば、これはこれは、人を一人殺めてしまいそうな勢いのソクジンさんが立っている。
一応、笑顔だ。爽やかなスマイルだが、目は笑っていない。
JN「うちの可愛いバイトに何してくれてるんですかね？
さっさとお代を払って帰ってください。２度と来ないでください。
それとも、警察呼びますか？大学に連絡をしましょうか？ええ？」
「す、すみませんでした・・・」
赤くなっていた顔は一気に真っ青になり、お金を置いて店から速足で出て行った。
えー、かっこわるっ。
先程の、ファーストキスを経験させてあげようかとか言っていたあの威勢はどこへ行ったことやら。
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タハ - 6周目突入！！いや〜なんでですかね？自然と何か「ジョングク先生」で検索してるんですよね... これほど惹かれた作品は初めてです！こんな素敵なお話に出会えて良かったです。出会わせてくれてありがとうございます (2021年4月18日 20時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 3周目来ちゃいましたw やっぱりまゆうさんの作品はどれだけ読んでも飽きませんね！！私文才がないので(どんな才能もありませんが)、尊敬です！ (2020年11月8日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - どうしたの、オレンジ。は可愛い、笑 (2020年8月9日 11時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 『ごめん、ありがとう、愛してる。』とつながっていてびっくりしました！！(*^^*) 読んだことないのに、なんか聞いたことがある気がして、繋がっていると知ったときとても驚きました(//ω//) これからも更新頑張ってください！！\(^∀^)/ (2020年5月21日 8時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - すごいですね！一つずつにストーリーがあってリンクしてることは予想していましたがやっぱそうなんですか？！ヤァーーー！面白い！何かこう他の話とリンクしてる話好きなんですよ！ありがとうございます！これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年5月9日 11時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年1月8日 22時
