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JN「あ、Aちゃん!!」
店長のソクジンさんがお店の掃除をしながら、私に素敵な笑顔を向けてくれる。
『こんにちは!』
JN「今日はテヒョンとジミンも来るよね。」
『はい。もうすぐ来るんじゃないですかね。』
そうこう話しているうちに、テヒョンとジミンはやってきた。
ここの制服は上が白いシャツで下は黒いスキニーに、腰だけの黒いエプロンという爽やかな制服で、またそれが、この顔の整った集団にとてもよく似合う。
YG「ヒョン。今日だっけ、あいつ来るの。」
厨房から料理人のユンギさんが顔を覗かせる。
無気力系クール美男子に見えるユンギさんだけれど、たまに見せる笑顔が可愛くて可愛くて、癒されます。
JN「そうだよ。やっと引っ越しの片づけも終わったらしいし。」
YG「一人暮らしですよね。あいつ、実家近いのに。」
JN「大学卒業して一人暮らしをしていたし、今更実家で暮らすのは窮屈なんだろ。
今日から新しい勤務先で仕事らしいから、仕事終わりに寄るって。」
『誰か来るんですか?』
イケメンの会話に見惚れてしまっていたが、あのユンギさんが少し嬉しそうに話しているものだから、その誰かが気になる。
JN「ああ。Aちゃんたちがここに来る少し前までここでバイトしていたやつがいるんだけど、大学卒業して就職先が少し遠いところになってしまったんだ。
それからなかなか会えてなかったんだけど、この4月からこっちに異動になったから、今日顔を出すって。」
YG「高校から大学まで、ずっとここで働いていたもんな。そのままここに就職すればよかったのに。」
JN「まぁ、そうだけど。でも、立派なもんだよ。宣言通り、きちんと免許を取って試験に受かって。」
『ちなみに、かっこいいですか?』
JN「ひゃひゃっ、Aちゃんは本当にイケメン好きだね。
うん、かなりイケメンだと思うよ。
まぁ、僕のワールドワイドハンサムには負けるけどね。」
んん?ワールド?ん?
TH「ソクジンさん、ハンサムですもんねー!」
テヒョンはソクジンさんと一緒になって笑っているが、その隣で若干引いた目でそれを見ているジミンとユンギさん。
えっと、ここは私も澄ました顔で見ておこう。
YG「あ。もう開店時間。ほら、今日あんたは厨房でしょ。」
未だに窓を拭くような声で笑っているソクジンさんを、ユンギさんが引っ張っていく。
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タハ - 6周目突入!!いや〜なんでですかね?自然と何か「ジョングク先生」で検索してるんですよね... これほど惹かれた作品は初めてです!こんな素敵なお話に出会えて良かったです。出会わせてくれてありがとうございます (2021年4月18日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 3周目来ちゃいましたw やっぱりまゆうさんの作品はどれだけ読んでも飽きませんね!!私文才がないので(どんな才能もありませんが)、尊敬です! (2020年11月8日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - どうしたの、オレンジ。は可愛い、笑 (2020年8月9日 11時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 『ごめん、ありがとう、愛してる。』とつながっていてびっくりしました!!(*^^*) 読んだことないのに、なんか聞いたことがある気がして、繋がっていると知ったときとても驚きました(//ω//) これからも更新頑張ってください!!\(^∀^)/ (2020年5月21日 8時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - すごいですね!一つずつにストーリーがあってリンクしてることは予想していましたがやっぱそうなんですか?!ヤァーーー!面白い!何かこう他の話とリンクしてる話好きなんですよ!ありがとうございます!これからも応援してます!頑張ってください! (2020年5月9日 11時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年1月8日 22時