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JK「・・・・いや。僕がするんで、ヒョンは座っててください。」
急にジョングク先生がソクジンさんの手を掴んでタオルを奪い取る。
JM「あ、いや・・・先生は主役ですから。僕がしますよ。」
JK「大丈夫。ほら、キム・A、行くよ。」
ジョングク先生に手を引かれ、トイレへと向かう。
ここのトイレは1つ個室があるだけだが、とても広く、その中に洗面台もある。広さにこだわったため、このお店にはトイレは男女兼用のこの1つしか無い。
『あの・・・先生。ごめんなさい。』
JK「いや、僕こそ。ごめん。」
ジョングク先生は、タオルを何度も濡らして私の髪や顔を拭く。
先生にされるがままの私。
拭かれる時、ジョングク先生がとても近くにいるものだから、心臓がバクバクだ。
JK「化粧とれちゃうけど、いいよね。」
『と言いながら、もう拭いてますけど。』
顔も丁寧に拭いてくれる先生。
その手つきがとても優しくて、くすぐったい。
全て拭き終わると、いきなり、ジョングク先生は着ていたパーカーを脱ぐ。
『せせせせせせせんせいっ!?』
下に白い半そでのTシャツを着ていたため、先生の腹筋を拝見することができなかった。
ちぇ。
でも、見せられたところで、私の心臓は暴れて、オレンジジュースに鼻血が追加されるところだった。
JK「あっち向いてるから、早くこれに着替えて。」
『え、いや、このままでも
JK「脱がそうか?」
・・・脱ぎまーす。』
この人、一応担任なんだけどなぁ。
ジョングク先生が扉の方に向いている間に、ワンピースを脱いで、パーカーを着る。
大きめのパーカーだったため、太ももが半分くらい隠れているものの、恥ずかしさしかない。
『先生、大変です。ズボンがないので、足見えちゃいます。』
JK「でも、太ももくらいまでは隠れるでしょ。
大丈夫。キム・Aの足見たって、何も感じないから。」
『・・・』
あー・・・そうですか。
こちらを向き、ワンピースを手に取って染み抜きを始めるジョングク先生。
JK「ふっ・・・なんで不貞腐れているの。」
『どうせ、色気も魅力もない足ですよー。』
JK「ははっ、そんなこと。
逆に、ここで変な気を起こしちゃダメでしょ。
僕は、キム・Aの先生だよ?
教え子に出を出すなんて笑えない。」
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タハ - 6周目突入!!いや〜なんでですかね?自然と何か「ジョングク先生」で検索してるんですよね... これほど惹かれた作品は初めてです!こんな素敵なお話に出会えて良かったです。出会わせてくれてありがとうございます (2021年4月18日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 3周目来ちゃいましたw やっぱりまゆうさんの作品はどれだけ読んでも飽きませんね!!私文才がないので(どんな才能もありませんが)、尊敬です! (2020年11月8日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - どうしたの、オレンジ。は可愛い、笑 (2020年8月9日 11時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 『ごめん、ありがとう、愛してる。』とつながっていてびっくりしました!!(*^^*) 読んだことないのに、なんか聞いたことがある気がして、繋がっていると知ったときとても驚きました(//ω//) これからも更新頑張ってください!!\(^∀^)/ (2020年5月21日 8時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - すごいですね!一つずつにストーリーがあってリンクしてることは予想していましたがやっぱそうなんですか?!ヤァーーー!面白い!何かこう他の話とリンクしてる話好きなんですよ!ありがとうございます!これからも応援してます!頑張ってください! (2020年5月9日 11時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年1月8日 22時