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とりあえず、このシャーペンを返せば、どうにかなるだろう。
それと、私のこの3色ボールペンも渡しておこう。
私は赤色をした3色ボールペンとジョングク先生から貰ったシャーペンをテヒョンに渡す。
TH「えー・・・俺?」
『お願いします。』
テヒョンは渋々、先生の元へ歩いて行く。
そうだ、シャーペン付きの4色ボールペンをプレゼントしよう。
壊れて困っているわけだし、迷惑にはならないだろう。
テヒョンが先生の元へ行けば、イケメンとイケメンが並ぶので、先生を囲んでいた女子たちがキャーキャー言っている。
いつも一緒にいるから慣れてしまっているけど、テヒョンもかなり顔が綺麗なんだよなぁ。
テヒョンが何かを言って筆記用具を渡せば、ジョングク先生はにっこり笑ってお礼を言っている。
もちろん、私の方は見ない。
元々は先生のシャーペンだったし、助かったーくらいにしか思っていないだろう。
TH「ありがとうって言ってたよ。」
テヒョンが戻ってきて、席に座る。
『テヒョンにね。』
TH「んー・・・持ってきてくれてありがとうって言われた。
多分、Aが俺に頼んだこと、気付いてるんだろうね。」
『あー・・・・好き。』
JM「唐突すぎて怖い。」
『今日さ、ボールペンを買いに行きたいんだけど。
ジミン、ついて来てよ。』
TH「え、俺は!?」
『今日はテヒョンだけバイトでしょ?私とジミンは休みだもん。』
テヒョンは思い出したようで、分かりやすく頬を膨らませて拗ねている。
JM「ボールペン?あぁ。先生に?」
『うん。駅の所のお店に文房具も売っていたよね?』
TH「俺も行きたい!!!行きたい!!行きたいー・・・ジミン、バイト変わろう?」
JM「嫌だよ。」
何色にしようかな?どんなのにしようかなと、残りの授業はワクワクしながら乗り越えた。
ジミンとテヒョンと一緒に電車に乗り、そして私たちの地元で降りる。
バイトに行きたがらないテヒョンの為に、わざわざ居酒屋まで見送りに行き、その後駅の近くのお店にジミンと一緒に行く。
『うわー・・・たくさん種類があります。』
JM「うん、そうだね。」
何列もあるペンの棚から、ジョングク先生が使っていたような4色ボールペンにシャーペンもついているものを探す。
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タハ - 6周目突入!!いや〜なんでですかね?自然と何か「ジョングク先生」で検索してるんですよね... これほど惹かれた作品は初めてです!こんな素敵なお話に出会えて良かったです。出会わせてくれてありがとうございます (2021年4月18日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 3周目来ちゃいましたw やっぱりまゆうさんの作品はどれだけ読んでも飽きませんね!!私文才がないので(どんな才能もありませんが)、尊敬です! (2020年11月8日 17時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - どうしたの、オレンジ。は可愛い、笑 (2020年8月9日 11時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
タハ - 『ごめん、ありがとう、愛してる。』とつながっていてびっくりしました!!(*^^*) 読んだことないのに、なんか聞いたことがある気がして、繋がっていると知ったときとても驚きました(//ω//) これからも更新頑張ってください!!\(^∀^)/ (2020年5月21日 8時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - すごいですね!一つずつにストーリーがあってリンクしてることは予想していましたがやっぱそうなんですか?!ヤァーーー!面白い!何かこう他の話とリンクしてる話好きなんですよ!ありがとうございます!これからも応援してます!頑張ってください! (2020年5月9日 11時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年1月8日 22時