甘やかして溶かして食べたい。2【JN】 (ページ8)

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JM「ん？2人とも何かあった？」

『ううん、なんでもないよ。』

JK「ヌナがくっそ分かりやすい嘘つきやがります。」

『ジョングク！！』

ジョングクを睨めば、ジョングクも私を睨んできている。

JM「えっとー、今仕事中なんだけど。
そんな、絵本フェアに似合わない顔、どうにかしてくれる？」

ジミンに軽く怒られ、私もジョングクも、営業スマイルを顔に張り付ける。

JM「・・・で。
Aは何の嘘をついてるの？」

『いや、待って。
なんで私が嘘ついてる前提なの？』

JM「あのね、どれだけずっとAと一緒にいたと思ってるの。
Aの嘘って、凄い分かりやすいんだよ？」

え、そうだったのか。

今度から、私嘘つくのやめておこう。

そんなにバレやすいのか・・・。

若干のショックを受けていると、ジョングクが口を開く。

JK「ヌナ、さっきの爽やかな、いけ好かない奴誰ですか。」

『・・・。』

JM「爽やかな、いけ好かない奴？
それどんな奴だよ。
爽やかなのに、いけ好かないの？」

JK「そいつが、ヌナの彼氏だなんて言いやがるんです。
ヌナも、そうだと言うし。
泣きそうな顔で嘘つかないでください。」

『私、泣きそうだったかな？』

ジョングクはうんうんと首を何度も縦に振る。

JM「・・・は？待って。
その爽やかなやつって。
まさか。」

察しのいいジミンくんは、早々と気づいてしまったらしい。

『あ、私昼休憩行ってくるね！』

慌てて2人に背を向け走り出すが速攻でジミンに肩を掴まれる。

JM「それって、あいつだよね？
なんでそんなことになってるの？」

JK「あいつって・・・ええっ！？
あの、ヌナの黒歴史の！？
えー、ヌナ、見る目無かったんですね。
ジニヒョンの方がイケメンです。」

いや、先程、見る目なかったなと落ち込んだところなので、それ以上傷をえぐらないでほしい。

JM「その場に僕がいたら、はっ倒したのに！！
で、何て脅されたの？」

『いや、なんで脅された前提なの？』

JM「Aがあいつとよりを戻すわけないでしょ？
あんなことされて。
それに、Aにはヒョンがいるでしょ？」

どうやら、本当に嘘はつけないらしい。

ジミンには全てお見通しらしい。