88話 戦闘開始 ページ42
『良いわね、その目…女だからって舐められちゃ困るのよ！』
それでもまだ甘い考えなのはローか…
「おいやめろ麦わら屋！アイツは本当は…」
「うっせぇ！邪魔するならお前から先にぶっ飛ばす!!」
ローに殴りかかる麦わら。
目の前で仲間割れが始まった…かと思った。
「しまった！！」
『…油断したわね』
私を抱く手が変わった。
その手の主を見れば、ニヤリと笑うローの姿。
「つかまえた」
不覚にもローのテリトリー内だったことに後から気づく。
ドフィと場所を入れ替わったローは、私を抱きながら、背後のトレーボルへ斬りかかる。
『トレーボル！』
「ぬおォオオオ〜っ!!!」
トレーボルを助けたいと動こうとしたが、さらに強く力が入るローの腕に阻まれる。
「もう離さねぇ…」
生意気ながら可愛らしかったローの面影はもう無く、逞しい青年へと成長していた。
ガッチリとした体に引き寄せられ、体格差も実感させられる。
『大きくなったわね…』
「あ？それはお前もだろ」
貴方の記憶には幼い姿の私しか残っていない。
当然といえば当然か…
ドゴォンッ！
離れた所では麦わらがドフィに拳をぶち込んでいる。
「火拳銃!!!!」
「グゥオ!!!」
ドフィにもダメージは加わったようで、軽く口から血が流れ出る。
「"最悪"だお前は!!」
「お前もその"世代"だ!!!」
決まったとばかりに息を合わす二人。
最悪の世代とはよく言ったものだ。
だが、まだまだ子供。
『甘いわね』
「なに？！」
『……"マイ・バック"』
シュンッ
逞しい青年の感覚は無くなり、ローから少し離れた場所に立った。
『瞬間移動できるのは貴方だけじゃないのよ？』
ドフィの側に近づき手を添える。
彼も当たり前だが、そこまで深い傷ではない。
「クソっ！見ろまだ致命傷にできねぇ！もう二度と今の作戦は通じねぇぞ!!」
なるほど、衝動で動いているだけじゃなかったんだ。
『そうね、もう仲間割れだなんて油断しないわ！』
「そうだな…じゃあまずは…こっちからだ！」
未だバラバラのままのトレーボルに向かい剣を突き立てるロー。
『あっちはお願いね。私はベラミーと麦わらをやるわ』
「あぁ、もちろんだ…降無頼糸(フルブライト)!!!」
ローの体に貫通する数本の糸。
「トラ男!!!」
『よそ見、してていいの？』
気を取られた麦わらなんて、隙だらけ。
武装色を纏わせた足を蹴りおろす。
ガンッ！
麦わらもガードに入るが少し遅い。
速さでは私が上！
「ぐっ…！」
『舐めるなって言ったでしょ？私、脚力には自信があるのよ』
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yoku(プロフ) - よもぎ杏さん» 素敵なコメントありがとうございます！！私くし自身も書きながら全員が幸せになれる世界ならいいのに、と思って一人しんみりしております…。これから先の未来も、応援よろしくお願いします！！！ (2022年12月18日 21時) (
レス) id: 39058f50de (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - 長くなりましたが、とにかくこの作品が好きで、応援しています！！更新頑張ってください！！！ (2022年12月18日 18時) (レス) id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - ぴぎゃぁぁぁああ涙が止まりません。夢主ちゃんが性格変わっていってしまって、でも二人の幸せをいつまでも祈ってるのが健気すぎて、。昔、自分が言った言葉をルフィが言うのもすごく心に刺さりました。結局、何が正解だったのか...。全員報われて欲しいと思いました。 (2022年12月18日 18時) (レス) @page43 id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
yoku(プロフ) - れいさん» えぇーー！めっちゃ嬉しいです！！夢主ちゃんは私の趣味丸出しです♡気に入っていただけて嬉しいです🙇♀️ありがとうございます！！ (2022年12月13日 8時) (レス) id: 39058f50de (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!せっかくロシィと再会したのにィィィィィ😭（ストーリーも夢主設定もどストライクでめっちゃ好きです！！！応援してます！） (2022年12月12日 23時) (レス) @page38 id: bbe5970608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yoku | 作成日時：2022年11月22日 16時
