最愛の彼を守る方法２

71話　隠密行動は得意です ページ25

【交易港 連絡リフト前】
ロシナンテside


地下通路を通り、目的の闇の地下の世界へとやってきた俺たちリク王軍(←海軍の立場忘れ気味)は、シュガーを仕留める組と、俺と兵隊のドフラミンゴ討伐組にわかれた。


「兵隊、足音を消すぞ」
「？！…本当に音が、消えた！？」

物陰に隠れ俺の能力で足音を消してやれば、ブリキの足音は消えて無音になった。

「あのリフトにのれば王宮に行けるんだな？」
「あぁそうだ！だが、兵士達が慌て出した…」
「…どうやらフラランドみてぇだな」

兵士達の話を盗み聞きすれば、麦わらの一味がどうとかオモチャの家がどうとか言っていた。

それだけでフラランドだと確信する…死ぬなよ！フラランド！！


「まずいな。このままではオモチャの家と地下の往復に…」
「そう慌てるな、兵隊。俺に考えがある…少し待ってろ！」


音を消しながら手頃な兵士を見つけて背後から忍び寄り、物陰へ引き摺り込んだ。
もちろん、ナギナギの実のお陰で物音一つしない。


「パクパクパクッ！？(何だお前は！？)」
「すこし眠ってもらおうか…バコンッ」


声も出せない状況にパニックになる兵の自由を奪い、一発殴れば白目を剥き動かなくなった。

「ほんと便利だよな〜俺の能力！」

何をしても物音が出ない為、誰も俺の侵入に気づかない。

そう思うとちょっと気分が良くなってきた俺は鼻歌混じりで兵士の服を奪い素早く着替える。


あ〜タバコ吸いてぇ…地下だからだめ…だよな。


ドフラミンゴの手先の格好で兵隊の元へ戻れば、案の定警戒されるが、俺だとわかりまた驚かれた。


「君の能力は便利だな」
「だろ？ま、姿は見えちまうからそこは気をつけねぇとだが……で、こっからが本題だ！今からあのリフトに潜入する。そしてこの小型睡眠ガスをリフトに乗った瞬間噴射し、オモチャの家の階で全員静かに下ろした後、俺たちはそのまま王宮まで上がる！どうだ？」


隠し持っていたガス玉とガスマスクを見せれば感心したように頷く兵隊。

「オモチャの私にはガスなど効かん！よし、それで行こう!!」
「おし、じゃ俺に隠れてろ」


待ってろ、ドフィ！
もうすぐお前の所に辿り着くぞ!!!




☆☆☆
おまちかねの〜(←何回目
SKSコ〜ナ〜！
続編も始まり漸く戦いが始まる感出てきましたね〜
今回は海軍中将ロシナンテさんについて！
中将になったのは三年前らしいです。
実力はあったけど、"重要書類を燃やす""会議をすっぽかす"などの失態も多くなかなか少将から上げてもらえなかったそうですよ(ぷぷぷッ)

72話　王宮・１階→←70話　侵入者

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