僕は君を選んだから

045：北山さんside ページ49

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次の日。






俺は朝早くから

ザキさんのところへ向かった。






「俺っす、北山っす」



「ん？どうした？」






「俺やっぱり否定します」







俺の言葉を聞いて


黙り込むザキさん。







「別に好きな子がいるんすよ」





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これ以上






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「このまま嘘をつくのはもう嫌っす」







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Aちゃんを苦しめたくない。







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「活動は続けられると思ってんのか？」





ザキさんが低い声でそう言った。






「もしつぶされそうになっても

俺がグループを守ります」






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なにがあっても俺はもう逃げない。




その覚悟はできてんだ。





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しばらくしてザキさんが


はぁーって大きくため息をついて






「お前は絶対そう言いに来ると思った」





「え、、？」





「今までよく我慢したな」





この流れって、、






「じゃ、じゃあ、、」






「上の人には俺から言っとく。

ただし今まで以上に仕事頑張らねぇと

いけないんだからな、覚悟しとけよ？」







まじで？



俺否定していいんだな？







「はい、、！

ありがとうございます、、！」






深々と頭を下げて部屋を出た。





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今日はDVD発売の記者会見。





そこではもちろん




「北山さん！熱愛について一言！！」




報道陣の質問攻め。







今まで無言を貫いてきた俺。




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「あの子となんもないんで」







堂々と否定してやった。
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