僕は君を選んだから

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(えっ、、、！？)




「いやいや、なんかの冗談っすよね」


「またマスコミが勝手に、、」





北山さんは黙ったまま。







「北山は無言を貫くそうだ」



そう言い放つ山崎さん。






「え！？否定しないんすか！？」


「いや、ちょっと待てよ、、
嘘だよな、、？ミツ、、」





北山さんは下を向いたまま





「ごめん、、」






そうつぶやいた。







そのあと、メンバーさんには




報道陣に聞かれても何も答えないこと



安易に外を出歩かないこと




そんな指示があった。







解散したあと北山さんは


山崎さんと別のルートで帰ることに。







「ミツのやつ、、ほんとなのかな、、」



「否定しないってことは、
そうなんだろ、、？」



「でも今後やっていくためには
否定するべきじゃないのか、、？」







残ったメンバーはまだ納得がいかず


北山さんの話題で持ちきり。







「まぁ、とりあえず俺らも帰ろうぜ」




藤ヶ谷さんがみんなに声をかけた。





「あいつには、、
あいつなりの考えがあるんだろ」




そう言って、ほら帰ろ！帰ろ！って


みんなをいつものワゴン車へ誘導。






「じゃ、また明日ね」


「お疲れ様でした」





みんなを見送ってわたしも家路につく。








「北山さん、、大丈夫かな、、」







なんでだろう。






熱愛報道が出たことに対する心配より





北山さんが否定しないことが気になって








「北山さんも、、恋の一つや二つ
するに決まってるよね、、」





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どうして、、？




.






こんなにも





.







胸が苦しい。

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