僕は君を選んだから

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次の日。




朝から７人で番組収録。





わたしの北山さんに対する緊張は





相変わらずで





それでも他のメンバーに





気づかれないように






頑張って普通に接したつもり。






「お疲れ様でした、、！」





(なんとか終わった、、)






.







お昼。





「えーその人さぁ、Aのこと
好きなんじゃないの？」





今日のわたしの仕事は午前中で終了。






久しぶりに友達とランチ。







唯一あの日のことを知ってる友達。






「そんなことあるわけ、、、」




「でも普通に考えてさぁ、
好きじゃない人にキスなんてするかな」




「そりゃ、そうだけど、、」








ふと昨日のことが頭に浮かんだ。





「忘れてって言われたの」




「忘れて、、？」




「そう、キスしたこと忘れてって」




「忘れてって、、、
彼にとってはなにってないことなのかな」




うーんって言いながら頭抱えてる友達。




(やっぱり、、そうなるよね、、？)







「でもでも、、！プラスに考えたら？」



「プラス、、？」



「もしかしたら、今の気まずい状況から
脱したくて言ったのかもよ？」



「脱するって、、？」



「好きかどうかは別として、また前みたいな
関係に戻りたいってことじゃん、、！」




「前みたいな関係、、」






たしかに北山さんにとって

あのキスがどうでもいいこと

だったとしても、マネージャーだし

今のままじゃいけないに決まってる。






(わたしばっかり、、キスのこと
ひきずるのもだめだよね、、)

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