僕は君を選んだから

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スケジュール表を作ってから約半月。



〜〜〜〜〜♪



山崎さんから突然電話が入った。



「あ、おつかれー！
来週の金曜って空いてたっけ？」


「ちょっと待ってくださいね！
確認してみます！」



スケジュール表を確認すると

その日は何もないオフとなっている。



「オフになってますね！」


「おっけー！じゃあね、そこに
◯◯の収録入れといてー！」


「わかりましたー！」



スケジュール表に早速書き込む。


「よしっ！おっけい！」



初めて作ったスケジュール表だったけれど

自分なりにしっかり管理できて順調だった。









そして金曜日。


◯◯の収録のために某撮影ビルへ。



今日はメンバー全員と山崎さん、

それから丸山さんも後から合流予定。




「よろしくお願いしまーす」




いざ撮影が始まろうとした時、






「や！やま、山崎さん、、！！
やばいっす、、！大変です、、！」






丸山さんが冷や汗をかきながら

山崎さんのもとへ走ってきた。



「ま、丸山！？おつかれ！どうした！？」



「きょ、今日別のスタジオで特番の収録
入ってたらしいっす、、、！！」


「は、、！？だって今日はもともと
オフだったはず、、！」



慌てて確認するわたし。




スケジュール表にはたしかに今来ている

撮影の予定しか入っていない。




「山本さん、メールちょっと見てみて！」

「は、はいっ！！」



山崎さんからのメールをよく確認すると



"金曜 １５時から ◯◯SP 収録"



(え！？うそ、、！？見逃してた、、！？)






「すみません、、！私の責任です、、！」




話によるとその特番のプロデューサーさんは

芸能界の中でもお偉い方らしい。





「いや、、俺も確認しなかったから、、
ちょっと俺は謝ってくるから、こっちの
現場は２人に任せたから、、！！」





そう言って山崎さんは走って行った。



騒然とする現場。



７人も焦りの表情。



「あのプロデューサーって◯◯さん？」

「うん、だと思う」

「ちょっと、やばいよ、これは」





「ま、とりあえずこっちはこっちで
収録始めましょう、、！ね！」


丸山さんが声をかけて現場をなだめる。









とりあえず収録が始まった。

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