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…
みんなと別れたエレベーターの中
『…もしもし？！お久しぶりです！！！』
私のケータイに懐かしい人から着信が来た。
《びっくりしたぁ(笑)久しぶり。Aは元気そうね。ーーあ、雑誌見たよ》
この人も昔ドラマでお世話になった。
『あ、ありがとうございます！ーーオンニは今どんな現場に居るんですか？』
あの頃はＡＤさんで、
現場のありとあらゆる仕事を影で支えては
愚痴も言わずに
黒子に徹して黙々と作業していた。
よく周りを見ている人で、
リアオンニがたまに居ないと
私を気遣ってくれたのはいつもこの人。
それが然り気無くて
心細い時いつも助けられていたのを思い出す。
《…んー(笑)まずリアちゃんに話したい事があるんだけど、繋いでもらえる？》
…？
何だかよく分からないけど
『オンニ、電話』
リアオンニに事情を説明して電話を換わった。
『お久しぶりですー！…はい！あ！ありがとうございます！…えぇ。…はい。…お(笑)いいですねー(笑)是非！…ーーーーー………ん。ありがとAちゃん』
オンニは番号だけメモすると
ケータイを返した。
丁度着いたエレベーターを降りる。
『今なにしてるって？』
私が聞いてもオンニは
『また同じ現場になるかも、としか教えられないなー(笑)』
ってまた楽しそうに言うから益々気になる。
『なーに！気になる！』
でもその前の仕事が終わらない限り
やっぱりオンニは教えてくれない。
『正式オファーも来てないのに教えない(笑)…あ、仁くん来る日って変更ないよね？』
突然話を逸らされたけど
可愛い弟の話だから私もそちらに乗る。
『うん！…あ…仕事？』
オンニには休暇最終日に
半日だけでも空けてくれるようにお願いしていた。
『ううん。ちゃんと調整したから大丈夫』
そう言われて安堵すると
私は深く考えず、反射的に質問した。
『ありがとうオンニ！あ、その日何かあるの？』
でもオンニは
『ううん。Aは気にしなくて良い事』
ってまた私に秘密みたい。
ふて腐れて口を尖らせると
『社長に会うんだから、その顔止めなさい(笑)』
ってオンニは意地悪に笑いながら
カメラ片手に
レコーディング室のドアを開いた。
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麦茶(プロフ) - 326さん» コメントありがとうございます！！楽しみにして頂けて本当に嬉しいです(T-T) 更新頑張りますね！ (2015年3月6日 21時) (
レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
326 - 続き気になる
更新楽しみに待ってます (2015年3月6日 12時) (携帯から) (レス) id: 557f4cb4fd (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - あいわしさん» いえいえ！コメント嬉しいです(^^) ドキドキしますか？！書いてるとそう思って貰える自信が無かったので、とても嬉しいです！ (2015年2月17日 17時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - NEOGYUNさん» コメントありがとうございます！毎日チェックして下さってるんですか！麦茶、感激です（ ＴДＴ)毎日更新出来なくて申し訳ないです(T-T) 内容で裏切らないよう頑張りますので、これからも読んで頂けると幸いです！！ (2015年2月17日 17時) (レス) id: eb92453c55 (このIDを非表示/違反報告)
あいわし(プロフ) - これからの展開にドキドキ…笑 どうなるか気になります！ あ、2回もコメントごめんなさい (2015年2月16日 20時) (レス) id: c9e469dcfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2014年11月23日 6時
