第2Q ページ3
澪side
今の人凄かったな。
そんなことを考えながら澪はバスケ部の受け付けにきた。
『すみません、入部したいのですか』
受け付けをしていたリコたちにたずねた。
「あっ!はーい。これ紙ね」
『ありがとうございます』
リコから貰った入部届けを書きリコに渡した。
「えーと、マネージャー希望ね。出身は帝光中学なの!?」
突然驚かれびっくりした澪。
『はい、一応帝光中でバスケ部のマネージャーをしていました』
「待ってあなたもしかして黒川澪さん?」
『はい、そうですけど.....』
私のことを知っている方いたんだ。
「よっしゃー!ありがとう。うちに来てくれて」
ものすごい勢いで握手された。
『いえ元からここに入るつもりで来たので』
「そうなの?でも誠凜高校バスケ部って出来たばかりだし......。貴方のような人は強豪校からスカウトあったんじゃないの?」
『それはありましたけど、ここのバスケ部に惹かれたのでお断りしました』
それに私はあの人と約束したの。
日本一になると。
「惹かれたってどういうこと?」
『全中決勝が終わった時に偶然試合を見まして、あんなに楽しそうにバスケをしておられる姿を見てとても羨ましく思ったからです』
昔のことを思い出してしまった澪。
少し悲しく思った。
『...理由は以上です』
「分かったわ。それじゃあ放課後体育館に来てね」
『はい、では失礼します』
椅子をたち颯爽と去っていった。
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リコside
「よしあの子で最後ね」
入部届けか集まったので片付けようとするリコ。
「一枚忘れてるっスよ」
小金井が机に置いてあった入部届けに気がつきリコに渡す。
「ありがとう」
リコは渡された入部届けを見た。
.....黒子テツヤくんか...。
あれ?でも、ずっと机番してたのに全く覚えていないんだけど。
「ってこの子も帝光バスケ部出身!?」
「ええっ!マジ」
帝光出身に驚くリコと小金井。
「うわーなんでそんな金の卵の顔忘れたんだ私!!」
ショックを受けるリコであった。
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作者名:紅茶 | 作成日時:2017年11月13日 22時