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17日目 ページ17

「赤司様ご夫婦のご希望に添えるように出来るだけ努力しますのでよろしくお願いします」


家を案内してくれる不動産屋の人が挨拶をした。


『夫婦だって、征十郎!』


まるで新婚のような喜び方をする麗。


そして案内された家を拝見した。


「どこか良いところは見つかったか?」


『えーとね、どこも良すぎて決められませんでした』


いろんな家を見たが正直なところ決めれなかったのだ。


だってどこも綺麗だし、広いし。


『征十郎は気になった家あった?』


「俺気になる家が何個かあったよ」


そうなんだ、征十郎センスあるもんね。


なんなら征十郎に決めてもらおうかな?


私じゃ絶対決められないし。


『じゃあ、征十郎が良いと思った家から決めちゃわない!』


「それで良いのか?まだ見ても良いのだが」


それを聞いて少々迷う麗。


でもそれ以上見ても決められない可能性高いからな......。


麗は考えた末に結論を出した。


『ううん、大丈夫。今見たやつから決める』


「分かった」


そして赤司が良いと思った家を見て遂に念願だった一軒家を購入した。


驚いたことに赤司は結構お高めな家を一括で買ったのだ。


征十郎様さすがです。

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作者名:紅茶 | 作成日時:2017年11月7日 20時

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