赤司家の日常 (ページ16)

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16日目ページ16

「麗はどういう感じの家が良い？」

道中、赤司が麗に聞いてきた。

特にこれといった希望はないけど強いて言うなら.....。

『広くて過ごしやすいところが良いかな』

『でも私、正直なところどんな家でも良いと思っているんだ』

「それはどうしてだ？」

赤司は疑問に思ったので麗に聞いてみた。

その質問の答えを言うのが急に恥ずかしくなってきた麗。

でも答えなきゃ色々大変だし。

あ～、何で言っちゃたんだろ。

今更になって後悔し始めた麗。

『そ、その、そのですね.....』

「そのなんだ」

『わ、私は別に征十郎と一緒に居れればいいんです！！！』

言ってしまった、恥ずかしい～。

顔が真っ赤になった麗。

すると赤司が微笑んだ。

「ふふっ、可愛いな。本当にお前は。.....まぁそんなところも俺は好きなんだが」

せ、征十郎が今、す、好きって言った。

ヤバイ！嬉しくてたまらない。

顔がにやけている麗。

「そうだな、俺も可愛い妻と一緒に居れればどこでもいい」

「だが、麗のリクエストにも一応答えように思っているつもりだ」

なんて優しいの！私の旦那様！

『ありがとう、旦那様。じゃあ行こっか』

「ああ」

チュッ

そして麗は自ら赤司の唇にキスをした。

「麗、キミってやつは....愛おしすぎておかしくなりそうだ」

そう言い赤司は麗に手を握って歩き出した。

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道を歩いていた人たちにものすごく注目されていた赤司と麗。

歩いていた人たちは皆同じことを思った。

｢あのカップルどんだけイチャついてんだよ」と....。