160話 ページ10
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ここからは未知の記憶。
チーノさんのように予知を使える訳でもない、
約束したからにはフラグをぶった切ってすぐに帰らないと。
TRPG国に足を運ぶ。
道中何度も何度も実験体らしき人間が歩いている。
全員TRPG国の方向からやってきていた。
飼い主とTRPG国を止めればAは死ななくていい、自分と出会わなくていい。
コンタミ「…1人くらい捕まえとく……か。」
人質は何人いてもいい。
人情がまだTRPG国にあるのであれば国民を人質に取られたら戦闘になってくれるだろうし。
TRPG国の国民はとても分かりやすい。
なんせ全員使徒の印がどこかしらにある。
丁度TRPG国の方から歩いてきた彼に近づく。
こちらに気づいたのか笑いかけてきた。
コンタミ「こんにちは、TRPG国の国民さんです？」
彼はニッコリ笑って頷く。
すぐ様槍を構えて首筋横目掛けて槍を刺そうとすると何かに引っ張られるかのように槍が前に進まない。
チラッと後ろを見てみると生えていた草が伸びて槍に巻きついていた。
とんでもない力に引っ張られて槍を取られそうになるが引き戻す。
彼が口を開いて笑いかけてくる。
てんてん「あれ〜生きてたんだ〜…？てっきり死んだんだと思って処理したのになぁ。」
コンタミ「どういう能力か分かんないですけど人質になってくれます？」
てんてん「人質〜……？嫌だなぁ…自分が弄られたからって俺らの同盟国に手出すんだｧ…」
土を撫で、草木を撫で、水をすくって笑いかけてくる。
意味不明な行動に首を傾げつつ絡んでいた草を切り刻む。
てんてん「あ、大切な大切な信徒を壊すだなんて…お前もこっちへおいで？人体名、コンタミ。」
なぜ名前を知っているのか口に出そうとするとグラッと視界が歪み、嫌な冷や汗が背中を伝っていく。
首を傾げつつ考え込んでる相手に若干後退りして退却の動きも見せる。
てんてん「一体どんなやつを信仰しちゃったわけ？面倒臭いからやっちゃっていいよまっちゃん。」
背後から聞こえた返事。
振り返る間もなく意識が飛ぶ。
もふもふな身体に抱えられたコンタミ。
てんてん「力が効かなかったんだ〜…誰かを信仰してる証拠だよな。俺ら以外に関係作っちゃったわけだ。」
まっちゃん「KCがここにいたら闇堕ちしてたかもね。」
てんてん「まあそのKCと一緒に来たんだけどなぁ。」
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乾(プロフ) - m and m sさん» コメント誠にありがとうございます🙇♀️ ﾜｰ!!ありがとうございます〜…!!最近多忙なので超ゆっくり更新ですが、頑張ります👍 (2023年2月27日 23時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
m and m s(プロフ) - 今までで読んできた小説の中で一番面白いです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年2月26日 12時) (レス) id: ee1b1356d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2023年1月6日 19時
