159話 ページ9
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貴族「本当にありがとうございます！！ずっと息子を探していたんです…っ。本当に、本当にありがとうございます…」
きんとき「いえ…」
何か引っかかる。
Aがぶっ倒れてぐちつぼという子を一時保護して他は帰れそうなら帰す形にした。
馬車の中から一切出ようとせず、肩を震わせて冷や汗をかいている。
この子達は全員L国の庇護下にある。
敵な事に変わりは無いが…。
貴族「ほらｯ…息子よ……おいで…おかえり……今日はお前の好きな物を沢山用意しよう。」
たらこ「ｯ…ﾋ、ｭ！」
きんとき「…あの、その子うちで引き取らせてもらいます。」
貴族「何を…言っているんです？この子は私の息子、さらに王から爵位を受け取っていて大切な大切な物！」
物……ｯ、不快だ。
あの施設のように、人を物扱いして、利用出来なくなるまでこき使う。
きんとき「うちまで即走らせて。うちの総統とその子達連れてさっさと走って！」
馬車の扉を閉めて、
その命令に操作していた兵はWT国の方に走っていく。
貴族「な、何をしているんだｯ…！！連れ戻せ！！私の道具だぞ！！！」
Aの許可なくコレを振るうのは気が引ける。
でも物扱いする外道にはあの子を渡す訳にはいかない。
それにここはL国、どの道ぶっ殺す国だ。
掴みかかって来る貴族に右手を振るう。
肉が切れる音、
血が溢れ落ちて地面に水溜まりが少し出来た。
貴族「い"ぁぁぁああああ！？！、？！な、何をｯぅ……！！！」
相手が腰に付けていた拳銃を取り出す前に右手の中を開いて貴族の頭目掛けて撃つ。
至近距離で27�价討�脳を貫通した。
飛び出る血飛沫と白目を向きながら倒れる貴族。
きんとき「…次、死にたいやついるんですか。」
死んだ外道と一緒に門前まで出ていた執事とメイドは怯えてすぐ屋敷に戻っていった。
警備兵もわんさかいたはずなのに飼い主が死ぬと金になりそうなものを掻き集めては他の兵と喧嘩していた。
きんとき「…こちらきんとき。L国出るから迎えに来て。」
殺して正解だった。
これでたらちゃんも神殿からも自由になる。
きんとき「………神殿、？たらちゃん……？」
この国に来てから違和感がすごい。
ちょっと変なA、
名前を何故か知っていたA、
そして今、神殿はもうないからたらちゃんは自由になったと思った自分。
きんとき「…あ、れ……記憶が…」
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乾(プロフ) - m and m sさん» コメント誠にありがとうございます🙇♀️ ﾜｰ!!ありがとうございます〜…!!最近多忙なので超ゆっくり更新ですが、頑張ります👍 (2023年2月27日 23時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
m and m s(プロフ) - 今までで読んできた小説の中で一番面白いです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年2月26日 12時) (レス) id: ee1b1356d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2023年1月6日 19時
