157話 ページ7
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綺麗な装飾が沢山ある聖域。
ガラスと大理石をふんだんに使用された綺麗な神殿、
だった所に血の海が出来上がっていた。
槍を死んだ教祖の心臓から引っこ抜き、庭にあったベンチに腰掛けた。
バックには血の海が拡がっていたにも関わらずため息こぼして目を瞑っている。
ら民「…コンタミさん、気は済みましたか？」
コンタミ「…済んだよ。帰ろっか。」
不気味なお面を取って目を開ける。
赤黒い目が部下を見つめる。
ら民「聞いてもいいですか？」
コンタミ「なぁに？」
ら民「どうして神殿を破壊されたんですか？それがどんな影響を及ぼすか……理解はしていますよね。なのになぜ？メリットがありましたか？」
コンタミ「メリット、はないね。あ、でも強いて言えば俺をもう誰も縛れないって意味ではメリットだね。」
？マークを頭に浮かばせた部下。
コンタミ「……独り言だよ。たとえ戻ってしまっても、既に起きた事は変わんないんだ…誰かと共に行動してきた事も、誰かがどうなったかだとか…誰かと出会った……という事も。でも無理矢理変えてしまえば狂いながらでも全て無いものに変わるんだ。」
ら民「言っている意味があまり理解できませんが…独り言に返事をするのであれば、忘れた記憶を永遠に思い出させないように仕向ける事は出来る…そう言いたいんですか。」
コンタミ「……その通りだよ。」
二度と出会わないように。
二度と傷つけないように。
ね。
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乾(プロフ) - m and m sさん» コメント誠にありがとうございます🙇♀️ ﾜｰ!!ありがとうございます〜…!!最近多忙なので超ゆっくり更新ですが、頑張ります👍 (2023年2月27日 23時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
m and m s(プロフ) - 今までで読んできた小説の中で一番面白いです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年2月26日 12時) (レス) id: ee1b1356d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2023年1月6日 19時
