177話 ページ27
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トントン「Aさん」
「ん？どうした。君から話しかけてくるとは………我々だ国に帰る準備は整ったのか？」
きんときも帰ってきたし、あとは我々だ国の幹部メンツを送り返すだけなんだが。
保護したあの子達を含めればこれ以上我々だメンツをケア出来る気がしないからな…。
トントン「……M国と関わるのは危険かと思われます。」
「ん？何故君がM国の事を？誰かから聞いたのか。」
俯くトントン。
その下目線の視界に入ると目が合う。
トントン「…実は我々だ国はM国を危険視しています。その理由は人体を構築して兵器を作り出しているから。」
「……頭でも壊したか？」
トントン「如何なる反応でも受け止めます。せやけど…これだけはどうしても言わせてくれません？M国は、」
Aの肩を掴み、見上げるAの頬に手を当ててこう言う。
トントン「アンタの愛してやまないあの6人に危害を加えた張本人ですよ。」
刹那、肩を掴んでいた腕を払いのけられ、体格差なんて関係なしに腕を引っ張られて何メートルも先にぶん投げられる。
受身を取るがそのまま廊下を転がってく。
殺気をダダ漏らせて懐の剣を引き抜き、トントンの首筋に当てる。
動けば死、目を離せば死。
「…貴様何を知っている。」
トントン「……っ」
何故だか力が湧いてくる。
知らない力だ。
トントン「っ、詳細は危害加えられとった当人達に聞いたらどうです？1番知ってる人らですよ。」
「…ここで貴様を殺さず逃がすのは危険すぎる。」
トントン「俺を逃がさんのはAさんの勝手やけどそう簡単に殺せへんと思いますよ。」
その言葉と共に超至近距離で腹に強い衝撃波が来る。
腹を蹴られたのか軽く吹き飛んでトントンから距離が開いた。
痛みに耐え前を向けば知らぬ男。
知っているような、いや知らないはず。
割れるような頭の痛みと歪む視界に吐き気がする。
トントン「Aさんｯ」
Aの方に寄ろうとするトントンを止めて自ら近づいてくる。
コンタミ「我々だ幹部達は全員国に帰します。その際にトントンさんも帰します。そして我々だ国との同盟と不可侵条約も白紙にしてきます。」
何を勝手に、と声を出そうとするが全く出ず、
意識だけがどこか遠くに飛んでいく。
コンタミ「…ホントにごめんねA、全部平和にしてあげるから。」
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乾(プロフ) - m and m sさん» コメント誠にありがとうございます🙇♀️ ﾜｰ!!ありがとうございます〜…!!最近多忙なので超ゆっくり更新ですが、頑張ります👍 (2023年2月27日 23時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
m and m s(プロフ) - 今までで読んできた小説の中で一番面白いです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年2月26日 12時) (レス) id: ee1b1356d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2023年1月6日 19時
