170話 ページ20
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きりやん「お待たせしましたトントンさん。」
窓際で外を見つめていた目をこちらに向けて愛想笑いしてくる男。
トントン「話、ってなんです？」
きりやん「トントンさん、あ。いや…スパイって呼んだ方がいいですか？アンタ…一体どこからどこまでスパイだったんです？」
表情1つ変えず懐から銃を取り出してきりやんに照準を向けた。
トントン「…否定はしません。どこでこの情報を？場合によっては殺しますよ。」
流石はずっと内通者だっただけある。
銃を向けているトントンの方に足を運ぶ。
どんどん近づき、胸元に銃口が当たる。
きりやん「…コンタミさん呼んでもらえます？Aがアンタの飼い主に付け込まれてるって伝えて下さい。」
トントン「飼い主？…それより、答えなければ殺します。今ここで答えなければ危険人物としてAさんも殺しますよ。」
きりやん「信じてもらえないでしょうけど……トントンさん、貴方は我々だ国を青鬼国とTRPG国に売ったんですよ。俺は未来の記憶を持ったまま過去に戻ってきました。絶対信じてもらえないと思いますけどコンタミさんに伝えれば理解してくれると思いますよ。」
きりやんをじっと見つめ、ため息1つ付いて銃を胸元から下ろした。
トントン「………コンタミさんと同じ事言いますやん。最近のコンタミさんはなんか変なんですよ。まるで未来を見据えているような感じで気色悪いんです。その発言がコンタミさんの行動を裏付けるものなら伝えますよ。」
内ポケットから小さな機械を取り出して声を出す。
トントン「コンタミさん、Aさんが貴方の飼い主に付け込まれているそうです。さっさと来て説明してくれません？」
通信機越しにガラスの割れる音や、驚きすぎて何かが落ちる音が聞こえた。
きりやん「…コンタミさん、未来のお話詳しくしません？俺の部屋分かりますよね、待ってるんでM国について話しましょうか。」
通信機越しにニッコニコの笑顔で振り返って部屋を出ていった。
扉を閉める瞬間に背筋が凍るような感覚に後ろを振り替えれなくなる。
来てしまった。
きりやん「来るの早くないですか…ね……流石化け物。」
コンタミ「…」
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乾(プロフ) - m and m sさん» コメント誠にありがとうございます🙇♀️ ﾜｰ!!ありがとうございます〜…!!最近多忙なので超ゆっくり更新ですが、頑張ります👍 (2023年2月27日 23時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
m and m s(プロフ) - 今までで読んできた小説の中で一番面白いです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年2月26日 12時) (レス) id: ee1b1356d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2023年1月6日 19時
