168話 ページ18
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コンタミ「はｯ…っ、かﾊ……ぅ」
確実に骨が折れただろう。
TRPG国を処理するのは容易い事、
でも忌々しい奴らがいるとなると別格。
国民「教祖様……僕らどうしたら助かりますか……？どうしたら加護をいただけますかっ…？」
森の中を彷徨うTRPG国民達。
その中心には天使のような水色の髪をした男が立っている。
頬を両手で包み込み、国民に微笑む。
てんてん「俺らのモノを捕獲出来たら加護を与えますよ。みーんな幸せで美味しい人生を送れます。」
まさか脱出した時から警戒されてTRPG国に留まり続けているとは思わなかった。
そのせいでTRPG国の中で戦闘面に特化している厄介な虎の子に見つかって骨を折られる始末。
てんてん「あぁ…でも俺らの大切な仲間が楽な方法確保しちゃってねぇ……A様の事頭おかしくなるまで貶めちゃおかなぁ〜……？」
は？
何でAの事をっ。
コンタミ「ｯ…」
戻っている事を勘づかれて何かしらあってWT国と接触したのか。
そうとしか考えられない。
俺がされるがままだったあの頃のようにAも操られているんだろう。
でも…Aと会えばまた嫌われてしまう。
Aに嫌われたくない、でもこのままだとAが操られて俺みたいに…。
コンタミ「…」
誰の為に何の為に付けられたかも分からない力。
それが自分らに飛んできたら、だなんて考えたら事はあるのだろうか。
気味の悪い仮面を付けて赤黒い目を開けた。
骨が軋むような感覚が全身を駆け巡る。
見下ろしたその先には天使の格好をしたクソ野郎。
クソ野郎目掛けて長槍の剣先を下に垂直落下してく。
"見ていた"最高傑作の前では弱き者だ。
寸前まで気付くことが出来ず降ってくる影に条件反射で横に避けたがすぐ様長槍が自身の腹辺りに振るわれて腹から出血した。
腹を押さえつつ、国民達を使おうとするが自身のものではない血を傷口に付着され、身体が固まって動けなくなる。
てんてん「な"、んでっ」
その隙に腹に一突き。
内蔵が貫通し、一気に引っこ抜かれて力なく地面に倒れた。
地面に倒れたてんてんにトドメを刺そうと脳天目掛けて槍を振るったが阻止され、驚いて距離を取る。
地面に倒れ伏していたてんてんを姫抱きしてこちらを見つめてくる彼は微笑み追いかける間もなく暗闇に消えていった。
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乾(プロフ) - m and m sさん» コメント誠にありがとうございます🙇♀️ ﾜｰ!!ありがとうございます〜…!!最近多忙なので超ゆっくり更新ですが、頑張ります👍 (2023年2月27日 23時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
m and m s(プロフ) - 今までで読んできた小説の中で一番面白いです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年2月26日 12時) (レス) id: ee1b1356d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2023年1月6日 19時
