167話 ページ17
.
自身が座っているソファを軽くポンっと叩き呼び寄せる。
Aの横に座り、目の前の不明の敵に目を向けこう言う。
きんとき「たらこ君を奪還しに来たのですか。」
KC「んふｯ、それってすなわち君が親を殺したって事でいいんですね？」
きんとき「はい。」
「きんとき、この件は何故自身だけで行動した？何を思ってあの子供を手離したくない？」
きんとき「俺自身は…何故かあの子達に対して絶対悪い方に寄らせてはならないっていうのしか分かりません。知り合いでも、何か噂を聞いていたのでもないです。」
頭でもおかしくなったのだろうか。
きんときを横目で見つつ正面に目を向けると目が合った。
微笑みつつ、心の奥底を見据えられているような。
KC「ふーん？君ら…コンタミって人間みたいなやつと面識あります？」
「コンタミ？知らないな……きんちゃんは？」
きんとき「いえ…存じ上げませんね。」
顔を合わせながら頭の上にクエスチョンマークを浮かべていると大笑いするKC。
ヒィヒィ言いながら後ろに立っていたまっちゃんに声掛けた。
KC「問いかけたいからやっていいよ。」
まっちゃん「はぁい。」
どデカい熊が2人の前に立ち、手をかざしたその瞬間何か脳の奥がズキズキと痛む感覚に見舞われる。
頭を押さえつつ何してるんだ自分は、と顔を前に向けた。
KC「ねぇ、本当にコンタミにあった事ない？」
「…分からない。」
KC「じゃあ質問を変えますね…未来でコンタミに会った事あります？あと、突然この時代に飛ばされました？」
脳を引っ掻き回されるような痛みと頑丈に閉ざされた記憶。
「何、が…」
KC「あーやっぱりか。A様方に有意義な時間を与えてあげましょうか？俺らと……同盟でも結びます？」
まっちゃん「その方がいいですって。そしたらみんな強くなれますし…実験体とも……ああ、これは伝えなくていい情報でした。忘れましょうね。」
「そう、だな……お互い何もなければ同盟を結べば安全だ…」
KC「では同盟成立ですね。貴方々にこれ以上力を使う必要はないですが、コンタミを見かけたら早急に連絡して下さい。あれは俺らのモノなので。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
乾(プロフ) - m and m sさん» コメント誠にありがとうございます🙇♀️ ﾜｰ!!ありがとうございます〜…!!最近多忙なので超ゆっくり更新ですが、頑張ります👍 (2023年2月27日 23時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
m and m s(プロフ) - 今までで読んできた小説の中で一番面白いです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年2月26日 12時) (レス) id: ee1b1356d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：乾
| 作成日時：2023年1月6日 19時
