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...





会議室に戻ると、なにやら盛り上がっている様子。
何気なく臣さんの方を見てみると...


...よかった。笑ってる。





披露宴で歌う曲や、登場の仕方、流れなどがほぼ決まってきたからあとは細かい所を詰めていく作業になる。
みんな揃って実際の会場でリハーサル出来るのは1回しかない。
それまでにある程度仕上げとかなきゃね。


「臣さんと隆二さん、少しいいですか?」

2人にお願いしたいことがあった。

「LOVE SONGが思い出の曲で新郎様がよくカラオケで歌うそうなんです。ケーキ入刀の時にかけようと思ったんですけど、もし可能なら一緒に歌ったりとかって...」

「それいいっすね!」

2人の顔色をうかがいながら話していると、すぐに隆二さんがニャンちゅうスマイルで快諾してくれた。
隣で臣さんも「うんうん」と頷いている。


「よかった〜!ありがとうございます!」

「本番前に1回合わせることって出来ます?」

「新郎様に確認してからまた連絡します。...えーっと佐藤さんに。」

ここまで話して臣さんの連絡先を知らないことに気付く。
この案件が終われば関わることなんかないだろうから交換する必要もないのだけど。


「それだと手間なんで俺に直接連絡ください。」

そう言って自分の携帯を取り出す臣さん。
そこへ岩さんがすごい勢いでやってくる。

「臣さん、ずるーい!俺もAさんと連絡先交換したいです!」

「仕事だから。」

「そういうの職権乱用って言うんですよ。」

「はっ?」





「えーっと...」

2人のやり取りに1番戸惑っているのは私です。

「この件が終わったらもう会わないかもしれないのにそんな簡単に教えちゃだめですよ!」


いつの間にか静かになっていた会議室に私の声が響いた。


「Aちゃーん、そんな寂しいこと言わないでよ。」

直人さんがそう言い、健二郎さんが

「そやでー。それ見てみ?捨てられた子犬みたいな顔してるやん。」

と言って、岩さんを指差す。
確かに健二郎さんの言う通りで、母性本能くすぐられる。

「...わしゃわしゃしたいですね。」

「してしてー!」

さっきの悲しそうな顔はどこへやら。
今日1の笑顔で抱き着いてくる岩さん。

驚いた顔をしたかと思うとすぐに下を向く臣さんが目に映って、隆二さんと直己さんが「岩ちゃんアウトー」と笑いながら私の体から岩さんを引き離した。





...

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣 , 岩田剛典   
作品ジャンル:恋愛
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あお(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます。満足していただけるように頑張ります。 (2019年12月18日 11時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 話が面白くて続きが楽しみです((o(*゚▽゚*)o))) (2019年12月17日 23時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - みーやんさん» コメントありがとうございます。かなりゆっくりになると思いますが最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2019年12月8日 0時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 初めまして!一気読みしてストーリーの純粋さが気に入って登録させて頂きました笑グイグイ行く岩田サンいいね〜私は臣くん推しだからこの先が楽しみです。焦らずゆっくりと素敵な作品作ってくださいね、更新お待ちしております (2019年12月7日 20時) (レス) id: fc5b4935bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あお | 作成日時:2019年11月26日 23時

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