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...
結局、「グループ作ろう！」というエリーさんの一言で結婚式大作戦という謎のグループが私の携帯に追加された。
「お金に困らない限り、みなさんの連絡先は守りますので安心してください。」
「金に困ったら売るんかーい！」
すぐに健二郎さんに突っ込まれる。
みんな笑いながら信じてるからねと言ってくれた。
.
「Aさん、モテモテですね〜。」
きりの良い所でメンバーのみんなは違う仕事へ行ったので、会議室には私と佐藤さんの２人だけになった。
テーブルの上に置いてある私の携帯を見ながらふふっと微笑んでそう言う。
さっきから「早く見ろ！」と言わんばかりに震え続けている携帯。
「何と言っていいのか...」
「仲良くしてあげてください。って僕がこんな上から目線で言うのも変なんですけど。」
「私がモテるというより、みなさんすごく人懐っこいですよね。いい意味で芸能人っぽくないというか。」
私がそう言うと、佐藤さんはうんうんと頷きながら
「そうなんですよ。僕たちにも平等に接してくれますし、人気が出る前と出た後で全然変わらないんです。みなさん根本がいい人だから利用されることもあったり...」
少し表情が曇る佐藤さん。
「私はその...芸能界のことはよくわからないですが、みなさんの笑顔がずっと続けばいいなぁと思ってます。どこにいたってしがらみはあるし。たまには弱音吐いて...みなさんが並んで歩く姿がファンの方たちの望みでしょうし。...とファンになって数週間の私が偉そうに言ってみました！」
えっへん！っと効果音が付きそうなくらいの顔で佐藤さんを見ると、ぷっと吹き出し「出た！ドヤ顔！」と手を叩いて笑っていた。
「そういうところでしょうね。」
「なにがですか？」」
「メンバーがAさんを気に入る理由。」
私の頭の上には大きな？が浮かんでいたが、そろそろ見てあげてくださいと携帯を指差すので素直に従う。
「佐藤さん、これは何なんでしょう...」
「...これが彼らのいいところです。」
携帯の画面を佐藤さんに見せ、２人で笑った。
未読５６件。
開いてみると、ありがとうやよろしくねなどの挨拶からはじまり、半分以上はなぜかしりとり大会が開催されていた。
移動の車の中がよっぽど暇なのか、黙々と携帯を打つ７人を想像したら笑いが止まらなかった。
...
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あお(プロフ) - shireyさん» コメントありがとうございます。満足していただけるように頑張ります。 (2019年12月18日 11時) (
レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 話が面白くて続きが楽しみです((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年12月17日 23時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - みーやんさん» コメントありがとうございます。かなりゆっくりになると思いますが最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 (2019年12月8日 0時) (レス) id: a6fdefa27b (このIDを非表示/違反報告)
みーやん(プロフ) - 初めまして！一気読みしてストーリーの純粋さが気に入って登録させて頂きました笑グイグイ行く岩田ｻﾝいいね〜私は臣くん推しだからこの先が楽しみです。焦らずゆっくりと素敵な作品作ってくださいね、更新お待ちしております (2019年12月7日 20時) (レス) id: fc5b4935bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2019年11月26日 23時
