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No.47 ページ48







『……あれっ?』





……何も襲ってこない。




恐る恐る目を開けるとそこには……






……“何”も無かった。




一瞬、ズズズ……と消えていく空間を目にした。




『……カカシ、』




ガクッと体勢を崩したカカシを支えるナルト。
なるほと、万華鏡写輪眼の力か。




デイダラは……。




「いったい……何をしたの……?」


初めてそれを見たサクラが問う。




「爆発ごと…別の空間へ飛ばした……
それよりみんな無事か……?」




『大丈夫』




私は特に何もしてないし……。







『……ぁれ』




ぐにゃっと視界が歪む。


まだ万華鏡写輪眼の力が……?





「おい、A…!」



『……あ……さっきチャクラ止めてたせいだ……』





止めてたチャクラを急に体に流したせいで
痺れが一気に回ったみたい。



こんな所でまた……迷惑は……






__ドサッ






「……!」



ここから私の記憶はない___











___その頃。




ある場所の地面がボコボコと盛り上がる。


「プハッ…」



そこから顔を出したのはデイダラだった。





「……。
(まったく…
とっておきの“自爆分身”まで食い取られるとはな…
…まぁあれが陽動になってなんとか逃げれはしたが)」




遠くを見上げる彼のその目に浮かぶのは
果たしてどんな色なのか。





「んー……持ってかれたのは……
ヒジの辺りだけだったなァ…

落っことした右手と指輪は探さねーとな…うん」




森に向かってゆっくりと歩き出すデイダラ。





「……つかアイツ、
オレが死んだとか思ってねぇだろうな…うん」




自爆したし、とボヤく。





森を進むと聞き覚えのある声がデイダラの元に届いた。







「アレレ?
デイダラさんもやられちゃったみたいですね」



仮面を付けた男が落ちているデイダラの手を掴む。






「あの人絶対、死因は爆死ですよ…ゼツさん
その辺に肉片落ちてんじゃないっスかね…クク」




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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月10日 0時

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