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No.45 ページ46







「ぐぁ…ッ!」



砂煙が高く立ちのぼる。





デイダラはまだ押さえつけられている…。

そしてナルトの本体が上から落ちてきて……





__ドンッッ!!



「ぐ………ッ!!」




デイダラの腹に勢いよくナルトの膝が落とされた。



『……ッ』




そんなデイダラに容赦なく振り落とされる拳。




__「ぐっ…!」


__「ウ”ッ」


__「ッ……!」





…見ていられなかった。
デイダラは敵なのに。…敵、なのに





ナルトはとどめとでも言うかのように
その手に螺旋丸を作り出す。




__ガッ!!



デイダラの腹にぶつけられたかと思われた螺旋丸。

……だったが。




デイダラの体がドロっと崩れ落ちた。





『…!粘土…!?』


「……!変わり身か…!」





こんなこといけないけど、
どこか安心している私がいる。


こんなこと2人には絶対に言えない。



そう捉えた瞬間、
私たちはナルトから禍々しい気配を感じ始める__






『なに、あのチャクラ……』


「あれが……自来也様が言っていた…」




自来也さんが?
だとしたらあれが九尾の……




「いきなりか……!」


『!カカシ……!?』





カカシが札を持ってナルトに近づいていったと思いきや、その札をナルトの額に押し当てた。




その瞬間、収まっていくその力……。



『……ッ』



私も2人がいる場所へ移動。





「なぁ、A」


『……なに?』


「……あの男は…何故お前を攫った?
とても人質だとは思えない。

イタチが言っていた暁の構成員のうちの一人とは
あの男のことか…?」





カカシの真剣な目が私を写している。




『……それは、私にもわか…』



返事をしようとした時。





私たちの元へ近づいてきた気配が
すぐ後ろで着地した。


「ようやく会えた…」





サクラとチヨバア様だ。

ってことは、サソリに勝ったってこと……!?





「良くここがわかったな」


「さっき敵が飛んでるのが見えたから」




チヨバア様が辺りを見回す。


『……?』


体力を消耗しているのか?
チヨバア様の様子が……。




「こっちはまだ…手こずってるようじゃのォ……」


「サクラちゃんたち…やったんだな」


「あぁ…それより
我愛羅はどうした?」



ナルトの視線が我愛羅に向けられると
「よし…」と呟いたチヨバア様。




何がよしなんだろう……
我愛羅はもう……。







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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月10日 0時

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