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No.36 ページ37






まさか、こんな最悪な再開を果たすなんて__





「さて…どいつが“人柱力”かな…?うん」


デイダラが舌打ちに続けてそう言った。




「てめーら!!ぶっ潰す……!!」


『!』



「あいつか」

「どうやらそうみたいだな…うん」



何故ナルトが人柱力であると分かったのだろう。

ただ、こうして見るとやはり体感する…

木の葉の上忍である私でさえも
身震いするほどの彼らのオーラ。



「我愛羅、そんなとこで何呑気に寝てんだってばよ!
立てよ!!」


そう叫ぶナルトだが。



『ナルト…』



あれは誰がどう見ても、
この状況を考えると……我愛羅はもう……





「おい!我愛羅聞いてんのか!?」


「やめろナルト……分かってるはずだ」


「……、…」




押し黙るナルト。

こうなってしまえば、
ナルトが感情的になって何をするか分からない。



念の為にナルトの傍へ移動する。





「そうそう、分かってんだろ
とっくに死んでるってな…うん?」


そう言いながら手の甲で我愛羅の頬を叩くデイダラ。




『……!』


ナルトのチャクラがおかしい。

《鏡眼》で見てみるとやはり
怒りで九尾のチャクラが溢れてきている。



「ほう……“あれ”が鏡眼か」


「…手出すなよ旦那」


「フン」





彼らの会話なんて今は気にしていられない。



「返せ……我愛羅を返せ!このヤローが!!」


『ナルト!』




私がナルトを止めに入ったのはカカシと同時だった。




「落ち着け
考え無しに突っ込めば全滅だ…」


『我愛羅を倒した相手だ……慎重に行かないと』


「くっ…」




何よりアイツ……デイダラは私がまだ見たこともない技も隠し持っている事だろう。


こんな形でぶつかるとか、考えてもみなかった。



そんなとき、暁の2人が何やら話をしているようだった。




「旦那…
これ言ったら多分旦那は怒るだろーけどよ…」
「あの“人柱力”はオイラがやる。うん
あと“もう1人”欲しい奴がいるしな……」




あともう1人……?

彼らの目的は人柱力……
つまりナルトだけではないってこと?




「ノルマは一人一匹だろーが…
図に乗るなよデイダラ」



「芸術家ってのはより強い刺激を求めていねーと
感情が鈍っちまうもんなんスよ…旦那」






芸術??より強い刺激……?
なんじゃそりゃ?



『ちょ、ちょっと…デイ、』

「……」


『っ?』




名前を呼ぼうとしたら睨まれた。






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作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月10日 0時

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