検索窓
今日:31 hit、昨日:10 hit、合計:24,556 hit

No.24 ページ25




ほんっと、
弱ってる時に襲いかかるなんて信じられないわ。




『何もこんな時に襲撃してこなくても、、
今お祭りなんだぞ!?』


「知らねぇよそんなこたァ…」


『……あ、でも治まってきたかも』





私と鏡像で、大体3人ずつ相手している。

私の方は今1人倒して、残り2人。
鏡像も残り1人…かな?

鏡像はもう全身ボロボロだけど。





『いたた…跡残ったらどうすんの』



「心配しなくても良い…お前はこれから戦いに負けて
俺らに辱めを受け、首は換金される……ククッ」




いや物騒だな。
私はいくらでビンゴ・ブックに掲載されているんだろう。
高くないと許さない。




『っ!?…っゲホッ…!』



その時突然、
私の身体中に怠惰感ととてつもない痛みが襲ってきた。




どうやら鏡像が消えたらしい。
鏡像が負っていた怪我が私に降りかかってきたのだ。


…チャクラ切れか。



残るは3人。



1人で同じくらいの力量を持った6人の男どもを相手にしたんだ…上出来だろう。






『ここまでか』





ズズズ……と、相手の能力だろうか?
鉄製のロープが私の体を這い、岩壁に縫い付けられた。





「…さ、美しいA殿…
これから俺らに汚されるわけだが…嬉しいか?ん?」



『……、』




いや、冷静に考えて嬉しいわけがないだろ。
バカかこのジジイ。





『…あ、りんご飴食べてなかった』



屋台の食べ物は全部食べ尽くすと決めてたんだけど。



「このっ…いい度胸じゃねぇか…!」




まずいな…
マントの下はサラシを巻いた上にただの浴衣なんだけど。





そういえば…待ってろって言われてたな



探しに来てくれるわけがないかぁ…




死ぬ前に顔が見たかったな。
なんでそう思うのかは分かんないけど。





『……デイダラ…ごめ、』




「__喝!!」





___ドガァァァァン……!




『エッ。』





ジジイが立っていた場所が当然盛大に爆発した。


ってか、今の声って……





「__オイラも混ぜてくれねぇか…うん」




__殺気。
私でも怯んでしまうほどの強い殺気。




デイダラだ……。




いつも真顔か笑ってるかのどっちかの彼にしては珍しく、
綺麗なその瞳には憤怒の色が浮かんでいて。





「だ、誰だ……!」

「待て!コイツは確か岩隠れの里の抜け忍の…!」




今のデイダラはその視線だけで人を殺せそう。


……え
デイダラ、なんか物凄い怒ってない……?




No.25→←No.23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミルクコーヒー | 作成日時:2022年12月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。