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そんなに深い話ではないけど、
私が作ったぬいぐるみのレシピは特別だった。
小さい頃、お母さんに教えてもらった。
＿＿「いつか、特別と思える人に
貴方の最高傑作を渡せるといいわね」
お母さんも裁縫の職人だった。
お母さんの作りかけのレシピを私がやっと完成させた。
ハン「レシピ…？なんの事かしら…
そうだエマちゃん、私の部屋に案内してくれない？」
エマ「え？わ……わかったなの…」
エマは、唖然とする私とハンナを交互に見遣って、
何度も振り返りながら、ハンナと共に棟の奥へ
歩いていってしまった。
ウィラ「…大丈夫、取り戻せるわ」
『…』
ここまで来ると、
別に、取り返せなくてももういいや
なんて思ってしまう自分もいて嫌になる。
ノー「彼女が過去の知り合い？」
『…、そうだよ』
ハンナが去っていった方向を見つめながら、
ノートンの問いに答えた。
『…あ、そ、そうだ
思い出さないと』
ウィラ「！」
(彼女のことを完全に思い出さないと)
突然のことで動揺してしまい
フラッと歩き出そうとすると、
ウィラに手を掴まれて引き止められる。
ウィラ「冷静になって」
『…、』
どうしようかな…
本当に彼女が記憶をなくしてたとしても、
そうじゃなかったとしても
新しく作っちゃおうかな…
『……、…』
亡き母からの唯一の形見
お母さんに合わせる顔がないな
作ったぬいぐるみを、特別な人に渡したかったな
なんて、色々考えさせられて
じわじわと目が熱くなった。
でもまぁ、盗まれたのは私が不甲斐なかったせいだ。
『ちょっと、休もうかな…』
絞り出した声はとても小さくて、
ウィラに届いてるか不安だったけど
私の手を掴むウィラの手の力が緩まったから、
ちゃんと聞こえたんだって分かる。
ノー「…彼女、ハンナって言ったよね」
ウィラ「余計なことはしないでよ」
ノー「……」
顔を上げると、見たこともないくらい怖い顔をしたノートンが彼女の去っていった方向を見つめていた。
少し嫌な予感がして、
『…あ！でもレシピはもう大丈夫！
仕方ないから、作り直すよ』
…とだけ言い残して、その場を後にした。
ハンナの付けてる香水かなんなのか
それだけはよく覚えていたから。
…今日は部屋で大人しく、
イタカのブレスレット直しとこ。
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ミルクコーヒー(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます！！！コメ見落としてましたすみません!!イケメンがすぎますよね、、任せてくださいぶち壊しにいきますね！！(๑•̀ㅂ•́)و✧ (4月4日 23時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 日々更新を楽しみにお待ちしています！イタカマジでイケメンすぎます…作者様はイタカを熟知してるみたいですごいです！これからも心臓を壊しにきてください(//∇//) (4月1日 1時) (レス) @page49 id: da35fdfa0c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - 柳さん» トゥンク……(ﾟдﾟ〃) ありがとうございますぅぅ私も読者様愛してますぅぅぅｯｯｯ!!(Ｔ_Ｔ) (3月27日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - そこら辺の風さん» コメントありがとうございます!!気温差やばいですよね…！お互い風邪ひかないように気をつけましょう……(！;_;) (3月27日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
柳 - ウワァァァァ………(絶命)イケメンイタカ好きです……作者様愛してます……… (3月26日 22時) (レス) @page42 id: 09a9b39131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2024年3月5日 23時
