観察力 ページ13
質問をする。
「なんで使うって知ってるの?」
すると
「昨日のデート、、で使ってるの見たからいるかなって」
そんな些細なところまで見られてたなんて、、と恥ずかしくなり、少し雑にお砂糖とミルクを目分量で入れて、混ぜて一口飲む。
「俺さ、さりげなく緊張してんの。ウオタミさんに発表すること。」
急に声のトーンが落ちてしょんぼりした感じで話すマサイくん。
母性本能がくすぐられ、気がついたら彼の頭を撫でていた。
「A?」
「ウオタミさん?にもし受け入れてもらえなくても、マサイくんに対する私の想いは変わらないから」
そう伝えると目を少し見開いて、すぐに微笑み、両手を広げてきたので、その腕の中に吸い込まれるように入る。
「本当に好き。緊張解けたわ。」
「ん。よかった」
しばらく私たちは抱き合ったまま静かに時間を過ごした。
沈黙をマサイくんが破り、テレビゲームを少しする。ゲームが終わり、私がぼろ負けな点数が表示されてる画面に移動した時、ちょうどインターホンが鳴った。
マサイくんがもうそんな時間か、とつぶやきながらインターホンのボタンを押す。
そのつぶやきで私は壁にかかっている時計を見ると22:45を指していた。もう少し二人で居たかった思いを飲み込み、ゲーム機を机の上に置いた。
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なな(プロフ) - あすかさん» 分かりました!!リクエストありがとうございます!!書いてみます! (2018年5月7日 11時) (レス) id: 2dc7906e12 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - フィッシャーズみんなでカラオケに行く話を見たいです! (2018年5月1日 0時) (レス) id: 19487447c2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 桜雪姫さん» ありがとうございます!!頑張ります!d('∀'*) (2018年4月6日 0時) (レス) id: 6ec11e7283 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪姫 - マサイカッコヨス(*´艸`)更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年4月5日 23時) (レス) id: 5bac499af7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2018年4月4日 7時