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隆くんが戻ってからも、しばらく見学して
Nissyのリハ時間前に楽屋に戻った。
｢あ、おはようございます。｣
楽屋に戻ると本人は居ないもののガヤガヤしていた。
今日初めて見かける顔ぶれに挨拶をする。
k｢あ！おはようございます。kazukiです。｣
s｢Show-heyでーす！｣
D｢DAISUKEです！！！｣
この人たちはNissyのバックダンサーだ。
制作スタッフになって初日に隆くんがいるスタジオへ
迎えに行った時に一緒にいたダンサーの方たちだ。
Nissyを知りたいと思って
kazukiさんがやってる“カズキのタネ”も実は
チャンネル登録している。
｢北島Aです。
スタッフの体調不良で数週間マネージャーとして
行動しています。よろしくお願いします。｣
3人に挨拶をしてお辞儀をするも返事がない。
なにか失礼なことでも言ったかな？
自己紹介したつもりだったんだけど、
恐る恐る顔を上げるとShow-heyさんが
口に手を当ててこちらを見ているのが目に入った。
s｢あぁー、｣
k｢いや、これはもう絶対そうよ。｣
D｢にっしーさすが見る目あるわぁ｣
と、3人して意味深な発言。
｢？？？ あの、｣
西｢あー、ついに出会っちゃったか。｣
どう声をかけるか迷っていると扉が開いて
隆くんが入ってきた。
そのまま私の隣に来たかと思うと
肩に手を回した隆くんの顔があまりにも近くて俯いてしまう
k｢にっしー、顔にやけすぎ。｣
西｢いや、お前もめっちゃにやけてんじゃん。｣
D｢さすがっすね、
めっちゃ可愛いじゃないっすか！｣
DAISUKEさんのお世辞にも慣れていない私は
もう顔があげられない。
西｢あ、ちょっと。
口説かないでもらえますー？｣
s｢いやぁ、あの西島隆弘を射抜いた子なんて
どんな子かと思ったけど想像以上に可愛いわ。｣
｢いや、｣
Show-heyさんまでお世辞に乗っかってきて
もうほんとに出ていきたい。恐れ多い。
西｢もう！辞めろって！
A照れてんじゃん！｣
ぷくっと怒る隆くんが可愛い。
k｢今度うちの嫁にも紹介させてよ。
めっちゃ興味持ってんだわ、あの西島隆弘の彼女！？て。｣
西｢うん、いいよ。
俺の彼女だーって自慢しに行くわ。｣
隆くんの何気ないひとこと。
大切な人の大切な人に紹介してくれるんだ、って
すごく嬉しくなる。
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作者名：ma2894am | 作成日時：2021年11月3日 22時
